マシュマロ実験
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授業対象=中学生
実施=2020年11月実施予定


2020.11.13


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全体像


教材


@ ミシェル(スタンフォード大学の心理学者)が、1960年代後半から10年以上かけて「マシュマロ実験」を実施しました。幼稚園の4歳の子ども600人が実験に参加しました。机の上には皿があり、マシュマロが一個載っていいます。実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもう一つあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ。」と言って部屋を出ていきました。

A 子どもたちの行動は、隠しカメラで記録されました。映像を分析した結果、マシュマロを見つめたり、触ったりする子どもは結局食べてしまう率が高いこと。我慢できた子どもは目をそらしたり、後ろを向いたりして、むしろマシュマロから注意を逸らす傾向があることが観察されました。実験に参加した子どものうち、1/3はすぐにマシュマロを食べます。1/3はテストの途中でマシュマロを食べてしまいます。我慢して、最後までマシュマロを食べずにいた子どもは1/3ほどでした。

B 12年後、追跡調査が実施されました。その結果、就学前(4歳時)における自制心(我慢できる力)の有無は、十数年を経た後も持続していること。1分未満に食べた子の多くは、感情を抑えることが難しい傾向があり、また、問題行動を起こしている確率が高いことが判明しました。一方、「我慢できた子」は「対人能力に優れ、自己主張がきちんとできる。」「ストレスに強く、プレッシャーに負けない。」という傾向にあったという報告がなされています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
未定


課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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