コロナばい菌
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授業対象=中学生
実施=2020年11月実施予定


2020.11.13


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全体像


教材


@ 「日本から出て行け!」「学校をつぶせ!」。8月中旬、100人以上のサッカー部員らが新型コロナウイルスに感染した松江市の私立高校には、学校や生徒らを誹謗中傷する(悪口を言いふらして他人を傷つける)電話や書き込みが80件を超えました。また、「感染した社員をクビにしたのか」「従業員の指導がなってない」。7月下旬、岩手県でコロナウイルス感染者第1号となった男性が勤めている会社には、200件を越す電話・メール・インターネット掲示板が殺到しました。

A 誰もが新型コロナに感染する可能性があるにもかかわらず、感染した人を攻撃する事例が後を絶ちません。コロナウイルスが怖いという気持ちが強くなればなるほど、人は利己的で幼稚で暴力的な言動が引き出される傾向が見られます。このような感情は、心理学では「他者の不幸・悲しみ・苦しみ・失敗を見聞きしたときに生じる、喜び・嬉しさといった快い感情」と定義されています。日本では「恥知らずの喜び」と呼ばれ、「他人の不幸は蜜の味」という言葉もあります。

B 子どもは大人が考える以上に、「大人たちの言動」に敏感です。ちょっとでも具合が悪いと「コロナだ!」と騒ぎ立てたり、親が医療従事者というだけでいじめの対象になる事例もあります。そういった言動は傍観者(近くでただ見ている)の子ども達にもストレスになります。母親が先生の悪口ばかり言う家庭の子どもは、先生をバカにします。大人は子どものいじめが発覚する度に、学校や先生の対応を批判しますが、子どもを取り巻く大人が、みんなみんな子ども達の“お手本”なのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
未定


課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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