世界的な水不足
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授業対象=中学生
実施=2020年2月実施予定


2020.2.12


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全体像


教材


@ 地球は水の惑星と言われていますが、飲み水として利用できる水はごくわずかです。実は98%が海水で、淡水は2%。その大部分は南極や北極の氷山などで、私たち陸上生物が利用できる水は全体の0.01%程度なのです。この「少ない水」をすべての陸上生物が分かち合って生きているのです。この水が枯渇(無くなる)したり汚れたりすると、すべての生物が絶滅してしまいます。

A 現在、世界の約7億人が水不足の状況で生活しています。不衛生な水しか得られないために、毎日4,900人の子どもたちが亡くなっています(国連水資源報告書)。水不足の地域では、干ばつや地下水の減少、湖沼が小さくなるなど、食糧を作るための農業用水や飲み水さえ十分に得られなくなっているのです。将来的には、現在77億人の世界人口が、2050年には90億人になると言われています。特に問題なのが食糧の生産です。食糧生産による水消費は50年前に比べて3倍増加しています。人口増加と経済発展に伴って、今後ますます水の必要量が増えると思われます。

B アメリカやインドでは地下水が枯れて農業用水が十分に得られなくなり、農地が減り始めています。中国第2の大河「黄河」では次々とダムが建設(現在は流域に三千以上)され、上流での取水が年とともに増えています。そのため、今では一年の半分以上は河口まで水が流れなくなっています。流域の人々は飲料水さえも困っています。また、下流の地域では工場が操業を停止したり、公衆浴場・公衆便所が使用禁止になったりしています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
「新型コロナウイルス」


新型コロナウイルスについて考えよう!


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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