線虫がガンを発見!
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授業対象=中学生
実施=2020年2月実施予定


2020.2.12


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全体像


教材


@ 日本人の死亡原因で、最も多いのが「がん」です。2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで死亡するという統計が出ています。そこで、がん検診を受けるよう関係機関が勧めていますが、検診を受ける人の割合は伸び悩んでいます。がん検診では、がんの種類ごとに検査を受けます。例えば、胃がんなら内視鏡検査、肺がんならX線検査などがあります。体への負担・時間・料金などの理由から、健診率は低い傾向が続いています。

A こういう現状にあって、15種類のがんの有無が簡単にわかる画期的な検査技術が開発され、今年1月から一部の医療機関で提供が始まりました。この検査に必要なのは、1滴の尿だけ。「線虫」を使います。線虫はがん患者の尿に集まる性質があります。がん患者の尿に含まれる「がん細胞特有のにおい」が、線虫のえさとなる細菌のにおいに似ていると考えられています。

B 線虫が反応するのは、15種類のがんです。検査では、いずれかのがんが「ある」か「ない」かが高い確率で分かります。ただし、がんの種類までは分かりません。早期のがんも、およそ85%の精度で見つけることができます。費用はおよそ1万円です。がん検診の受診率が上がらない中で、これが大きな突破口になるのではないかと期待されています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
「新型コロナウイルス」


新型コロナウイルスについて考えよう!


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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