新しい生物を作る
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授業対象=中学生
実施=2020年2月実施予定


2020.1.15


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全体像


教材


@ 細長いチューブの中で「ミニマル・セル」と呼ばれる細胞が細胞分裂・増殖し「新しい生命体」を造ったと、アメリカのベンター研究所が発表しました。「ゲノム」(生命の設計図)をコンピューターで設計し、その情報に基づいてDNA(遺伝情報)を合成したり、変えたりして新たな生物をつくる研究が進んでいるのです。

A この新しい研究は「合成生物学」と呼ばれています。その基になったのは、2003年に完成した「ヒトゲノムの解析技術」の進化があります。ゲノムが解読され、コンピューター上のデジタル情報として扱うことが可能になったのです。この技術によって、酵母・大腸菌・医薬品・化粧品などを作ったり、藻類からバイオ燃料(動植物から作る燃料)を生み出したり出来るようになりました。将来的には、移植用の臓器の作ることも可能になります。

B また、恐ろしい病気を無くすことも可能です。例えば、子がすべてオスになるように、害虫遺伝子を変えます。生まれてくる子はすべてオスになります。こうして何世代かを経るうちにメスがいなくなり、結果的にその害虫の集団は消滅します。感染症を媒介する「蚊」などに有効で、マラリア・エボラ出血熱・デング熱などを完全に退治することが期待できます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は考慮中
案 「山間地域の農業問題(米作りの将来が危ない)」

聞き取りの内容は
山間地域の農業に関する現状と問題点
内容は検討中(後日、HPに掲載)


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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