@ クレジットカード・電子マネー・QRコードなどを使って支払う「キャッシュレス決済」は、次第に広がりつつあります。島根県では山陰合同銀行が玉造温泉をモデル地区として、温泉旅館や飲食店でのキャッシュレス決済の導入を促しています。同銀行は「財布を持たず、気軽に町歩きを楽しんでもらえたら嬉しい。」と話しています。
A ただ、日本は盗難が少ない、現金を落としても戻ってくることが多い、紙幣の偽造防止技術が高く偽札が作りにくい、店頭で現金払いをする際に手間がかからない、ATM(現金自動支払機)が多く「現金の入手が簡単」などが理由で、海外と比べてキャッシュレス決済が遅れているのが現状です。2019年「キャッシュレス指数」調査によると、参加した28カ国中で27位。もっともキャッシュレス決済が進んだ国を100とすると、韓国は96、中国60、アメリカ46、日本20となっています。
B キャッシュレス化は支払いに使うのが紙幣や硬貨ではなく、スマートフォンやカードになることから、持ち歩くモノが減ります。近くにATMがなく現金が引き出せなくても買い物ができ、財布を忘れてもスマホで支払いができます。クレジットカードならカードの紛失・盗難の際、サービスを止めて悪用を防ぐことができます。また決済データが残るため、自分がいつ何を購入したかがすぐ分かります。家計簿をつけている人は手間が減ります。