@ 2019年11月19日、「ロボットは東大に入れるか」プロジェクト(通称・東ロボくん)チームが注目すべき結果を発表しました。人工知能(AI)が2019年1月に実施された大学入試センター試験の英語(筆記)に挑戦したところ、200点満点で185点を獲得したというのです。チームは「記述式の2次試験の合格はまだ難しいが、センター試験に限れば東大に合格出来る成績を上げることが出来た。」と話しています。
A 2016年に大手予備校が実施した「センター模擬試験」の成績は英語が95点(200点満点)でしたから、今回は大幅な成績アップを果たしたことになります。成績が伸びた秘訣は、AIの進化「ディープラーニング(深層学習)」があります。しかも全問を解く時間も大幅に短縮し、たった数秒しかかかりませんでした。人間の能力をはるかに超えたと言えます。
B ちなみに、AIは過去のセンター試験にも挑戦して、2017年が169点、2018年が167点だったことも公表されました。前回模試を受けた「2016年当時のAI」を使って問題を解かせた結果は、2017年が102点、2018年が95点、2019年が83点で、AI自体が大幅に進歩したことになります。