和田医院が閉院
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授業対象=中学生
実施=2020年1月


2020.1.5


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全体像


教材


@ 40年以上、飯南町赤名地区の地域医療を支え続けた和田医院(飯南町赤名)院長の和田勝祥さん(77歳)が2019年12月27日、医院の看板を下ろされました。和田さんは神戸市生まれ、1945年(終戦の年)に祖父の家があった大田市に疎開。その後、医師だった父が1948年、赤名地区に開院した(病院を開いた)のに伴い赤名に転居し、家族で暮らし始めました。

A 赤名小学校・赤名中学校と少年時代を過ごした後、町外に進学。鳥取大学附属病院に勤務しておられましたが、父の死去を受けて1976年(34歳)に和田医院の院長になられました。以後は赤名地域唯一の病院として、地域医療に関わってこられました。午前は診察、午後は往診(患者の家に出向いて診療)と、町民に寄り添った医療を展開する一方、校医としても40年間、地域の子ども達を見守り続けてこられました。

B ところが、10年前に前立腺がんを発病。以後は開院日を週3日に減らして診療を続けてきておられました。が、75歳を越えてから体力の衰えを痛感されるようになり、去年の夏に閉院を決断されました。住民からは不安の声が寄せられていますが、加齢とご自身の病が理由なのでやむを得ない決断です。しばらくは、受け持たれていた患者の転院先紹介などをされるとのことです。飯南町は和田医院の閉院に伴い、赤名地区から飯南病院への町営バス増便しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ






この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は考慮中
案 「農業の現状と打開策」


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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