スポーツに人工知能導入
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授業対象=中学生
実施=2020年1月


2020.1.5


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全体像


教材


@ プロ野球で3年連続日本一になったパ・リーグの「福岡ソフトバンク」は、どの球団よりも先にAI(人工知能)野球を導入しています。選手専用のアプリ(ソフトウエア)を作成し、過去の対戦データや画像を保存しています。投手のアプリでは、自分が投げた投球データが即時に分かるようになっています。また相手打者を徹底研究し、AIのアドバイスを攻め方の参考にしています。この戦略を可能にしているのが、ヤフードームに設置された15台のカメラです。常に試合を記録しデータ化しているので、緻密な分析ができているのです。

A 一方、東京オリンピックではAIが活躍すると言われています。競技でもっとも問題が起こるのが、体操競技など採点競技です。現在ではビデオ判定が行われるようになっていますが、審判の好みによって採点に差が出ているのも事実です。そこで、AI判定を導入することになりました。導入されるのは、AIが3D(立体映像)を利用して採点する方法です。3Dによって正確に動きを把握して技を判断、人間の目で行うアナログ判定よりも正確・迅速に採点が可能になります。

B 選手も、こういったAI採点は歓迎しています。採点基準が明確化していれば、採点基準へ向けたトレーニングができます。より効率的に技術を磨けます。さらに、観客にとっても得点理由がはっきりするので、競技がよりわかりやすくなります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は考慮中
案 「農業の現状と打開策」


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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