@ 松江市は「移住者の誘致」や「IT企業の地方誘致」を促進するため、「働きやすさ」という新たな魅力を発信し「選ばれるまち松江」となることを目指しています。その一環として、「大都市で働く人が松江市で遠隔勤務したとき、ストレスを減らせるかどうか?」を検証し(確かめ)ました。行ったのは去年(2019年)8月から11月、東京のIT企業6社の社員計40人がそれぞれ一週間程度、参加しました。
A 社員は松江市内の「共用(シェア)オフィス」で、東京で行っている通常通りの仕事を行いました。パソコン・インターネット・テレビ電話などを活用し、東京で勤務していると同じような感覚で仕事をしていました。勤務が終わると出雲大社や美保神社などを観光したり、宍道湖畔をジョギングをしたり、山に登ったり、近くの温泉で疲れを癒したりして過ごしました。
B 実証実験に参加した社員は、「東京は人混みでストレスを感じるが、松江は空気の流れが穏やかで、気分転換がしやすい。」とか、「緑が多く自然が豊かで、心が癒される。」「通勤の疲れとストレスがない。」など、おおむね好評でした。実証実験を企画した松江市の担当者は、「この結果を基に、移住や定住を促進していきたい。」と話しています。