AIが認知症診断
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授業対象=中学生
実施=2021年7月実施予定


2021.6.24


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全体像


教材


@ 厚生労働省は、2020年に認知症患者数が630万人を超し、「65歳以上の高齢者の約7人に一人が認知症」と発表しました。そのため早期発見の方法、及び認知症への対策が喫緊の課題(差し迫った問題)となっています。認知症を診断するにはいくつか課題があります。何と言っても、診断する医師に専門的な知識や経験が必要です。また、診断を受ける患者には心理的負担がかかります。

A ところで、人工知能(AI)が認知機能の低下した患者と健常者(の顔写真を見分ける「認知症診断支援システム」を開発したと、東京大学医学部が研究成果を発表しました。発表によると、老化は全身的に進行するので、顔で判断する「見た目年齢」は余命(あと何年生きられるか?)・動脈硬化などの判断材料にもなるとのことです。今回発表された「認知症診断支援システム」は、患者と医師との5〜10分程度の会話から、認知機能障害の有無や重症度を判定。患者と医者、双方の負担を軽減し、認知症の早期発見が可能とのことです。

B 今回の研究は、千葉県柏市在住の高齢者を対象に、正面・無表情の顔写真を使い、認知機能低下を示す群(121名)と正常群(117名)の区別ができるかどうかについて調査・研究が行われました。その結果、92%という高い正答率が得られました。一方、「顔のどの部分」で正答率が得られるかの調査・研究も行われました。結果、顔を上下で分けて解析した場合、顔の下半分の方が少し良い成績を示したとのことです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
1年生=少子化の現状
2・3年生=女性史


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材

1年生=少子化問題
2・3年生=夫婦別姓問題

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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