テレワーク
.

授業対象=中学生
実施=2021年7月実施予定


2021.6.24


要約学習の部屋に戻る
中学校教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ コロナ禍による緊急事態宣言が出た去年4月以降、「郊外」や「地方」に注目する人が増えた。テレワーク(テレ=離れて+ワーク=仕事)が広がれば、毎日通勤する必要がなくなる。過疎地と呼ばれるような場所では人口減少に歯止めをかけるため、「家賃はタダでいいから、住んで欲しい」という古い一軒家が見つかる。そんな家に住むことができれば、住居費が節約できるし、物価も安い。身近に自然があるので、毎日がキャンプ気分で楽しそうだ……。

A しかし、過疎地の古民家をサイトで検索する人は増えたものの、実行までは至らなかった。通勤圏の郊外で安くて広い新築マンションが売れた、という動きはあったが、遠く離れた地方に移住するという人は増えなかったのである。その理由として大きいのは、テレワークの広がり方が限定的だったことだ。多くの企業において、テレワークの採用は「一部の職種で、週に1日か2日の在宅勤務」というレベルにとどまったからである。

B 一方、テレワークを経験した人たちが「テレワークといっても、よいことばかりではない」と、身をもって知ったことも理由に挙げられる。「やはり出社し、オフィスのデスクに向かわないと仕事をする気にならない、集中できない」、「一人仕事をするのは孤独だ」、「毎日家にいると家族が嫌がる」などという声が多く聞かれた。現状では、テレワークになれば毎日出勤しなくて済むが、自宅での仕事は必ずしもバラ色ではなかったという結果に終わっている。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

 .


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
1年生=少子化の現状
2・3年生=女性史


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
 .

課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材

1年生=少子化問題
2・3年生=夫婦別姓問題

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

 .



これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



.