気候非常事態宣言
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授業対象=中学生
実施=2021年7月実施予定


2021.6.24


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全体像


教材


@ 衆議院は2020年11月19日の本会議で、世界各地で相次ぐ自然災害の要因となっている地球温暖化について、「もはや気候危機の状況だ」と訴えた「気候非常事態宣言決議」を賛成多数で可決しました。近年、日本の猛暑は普通の気象となるとともに、数十年に一度という大型台風や豪雨が毎年のように起こっています。昔は見られなかった竜巻被害も珍しくなくなってきています。

A 提出された決議には、「もはや地球温暖化問題は、気候変動の域を超えて気候危機の状況に立ち至っている。」とし、「一日も早い脱炭素社会の実現に向けて、抜本的強化を行う。」との決意を示しました。決議を受け、小泉進次郎環境相は本会議で「趣旨を十分に尊重し、2050年までに温室効果ガス(二酸化炭素はじめ、地球を温暖化させる気体)の排出を全体としてゼロにします。」と発言しました。

B 一方、国内の自治体で初めて気候非常事態宣言をしたのは、2019年9月の長崎県壱岐市です。人口約2万6千人の離島で、温暖化が原因とみられる深刻な影響が出ています。この4年間で「50年に1度」の集中豪雨に3度見舞われ、主な産業である漁業は海水温の上昇などで漁獲量が10年で半減したと、危機感を募らせています。都道府県では、長野県が2019年12月に最初に宣言しました。県内は2カ月前の台風19号で千曲川が氾濫するなど、人や住宅に大きな被害を受けました。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
1年生=少子化の現状
2・3年生=女性史


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材

1年生=少子化問題
2・3年生=夫婦別姓問題

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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