伝書鳩
.

授業対象=中学生
実施=2021年7月実施予定


2021.6.24


要約学習の部屋に戻る
中学校教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ 伝書鳩とは、遠く離れたところから自分の巣(鳩小屋)へ帰ることができるよう訓練された鳩のことです。公園にいるのは野生化した「ドバト」と呼ばれる鳩ですが、両方とも元々は外来種のカワラバトです。今から5千年前に人が通信用として使っていた記録もあるほど長い歴史があります。伝書バトは、人が長い時間をかけて飛行距離も速さもドバトとは格段に違う、いわばアスリートに改良されたハトなのです。

A 伝書バトの中には、一日で1千kmも飛べるハトもいます。遠く離れていても巣に戻ってくる「帰巣本能」が優れているのは、太陽の位置や地磁気で巣の位置を把握するという説がありますが、はっきりした理由はよく分かっていません。

B 日本では、19世紀末から「陸軍」が研究を始め、朝日新聞社は1895年に報道機関で初めて実用化しました。記者が数羽の伝書鳩を現場に持って行き、脚や背中に取り付けられた筒に原稿やフィルムを入れて空に放ちます。すると鳩は、現場から本社の鳩小屋に帰るという方法です。しかし、ファクスなど電送技術の発達で、1960年代にその役目を終えました。現在は、一定の場所から自らの巣に帰るまでの速さ(分速)を競う「伝書バトレース」が、伝書バトの主な活躍の舞台となっています。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

 .


10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
1年生=少子化の現状
2・3年生=女性史


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
 .

課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材

1年生=少子化問題
2・3年生=夫婦別姓問題

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

 .



これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



.