コロナ移住
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授業対象=中学生
実施=2021年7月実施予定


2021.6.24


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全体像


教材


@ コロナ禍によるリモートワーク’(「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語)普及で、にわかに巻き起こった近郊への移住ブーム。総務省の住民基本台帳人口移動報告によると、昨年の東京都からの転出者数は5%増の約40万人。前年より増えたのは全国で東京都だけでした。

A ところが、移住をした人のなかで後悔する人が続出しました。「年明けからリモートワークが縮小され週3〜4回は出社。電車も混雑していて、感染リスクも移住前より高くなっています。」、「自然あふれるところでのびのび子育てしたいと移住しました。ところが、移住してみると大型トラックが排ガスをまき散らし、都内より空気が悪い。最寄り駅から徒歩20分ですが、夜は暗くて人通りも少なく、殺伐としていて怖い。」、「家賃は以前の半額程度になったけど、駐車場代も維持費も2台分かかります。結局、都内に住んでいる頃と出費は変わらなくなりました。」などが理由です。

B 不動産会社(土地・家屋のバイバイを扱う会社)の中には、「みんなが出社して協力しあいながら働く日本社会において、リモートワーク化は進みにくい。コロナ後には以前のような(会社に出勤して働く)勤務形態が戻ってくる。」と分析している会社もあります。実際に、都心のオフィス物件を買い漁っているという動きもあります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
1年生=少子化の現状
2・3年生=女性史


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材

1年生=少子化問題
2・3年生=夫婦別姓問題

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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