新型コロナ感染症
欧米と違う日本

.

2021.10.18


コメントの部屋へもどる



新型コロナによる死亡者数
累計

〜2021.10.16
死者数
(人)
ブラジル 2,837
アメリカ 2,184
イタリア 2,175
イギリス 2,046
フランス 1,810
ロシア 1,496
ドイツ 1,129
世界平均 628
インドネシア 522
インド 327
日本 143
オーストラリア 60
韓国 52
中国 3
人口100万人あたりの死者数
https://web.sapmed.ac.jp




新型コロナ
日本は「死の病」と認定


 去年4月、「対策を何もしなければ、日本人は新型コロナで42万人死ぬ。」と日本中を恐怖に陥れた(通称8割おじさん)西浦教授。その後も「明日の日本はアメリカになる!」と恐怖を煽り、自粛を呼び掛ける映像を幾度となく目にしました。

 上の表は「(関連死を含めた)死亡者数」です。

※ 欧米と東アジア諸国とは、様相が異なります。
 ⇒ 同じウイルスなのに、全く違う病気ほど違う!

※ 欧米の死亡者数は、日本の10倍〜20倍。

※ 昨年、新型コロナによる死亡順位
 ⇒ 欧米=2位〜5位
 ⇒ 日本=36位

※ それにしても、中国の少なさは脅威的! まか不思議。


新型コロナウイルス感染症
死亡原因(日本)


死亡の原因
10.5  心血管疾患
7.3  糖尿病
6.0  高血圧
6.3  呼吸器疾患
5.6  がん
0.9  持病なし


         死亡原因(日本)
第1位 第2位 第3位 第4位 第5位
2019年 悪性新生物 心疾患 老衰 脳血管疾患 肺炎
2018年 悪性新生物 心疾患 老衰 脳血管疾患 肺炎
2017年 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 老衰 肺炎
2016年 悪性新生物 心疾患 肺炎 脳血管疾患 老衰

.









受け皿を増やさない
日本の医療体制


  新型コロナウイルス感染症対策分科会(会長:尾身茂)は、受け皿の「医療体制」はほとんど対策を取らないまま(全病床数の3%程度)、当初から「自粛(人流抑制策)」一辺倒。政府も提言に従って施策を実施してきています。

 これによって、飲食業者・旅行業者など経営はガタガタ。多額の負債を抱えたり、倒産したり、……。悪夢のような日本の現状です。

 欧米と日本とでは、ウイルスが違うのではないかと思えるほど、死亡者数が違います。高橋洋一氏は「日本のコロナはさざ波」と発言して、物議を醸しました(内閣官房参与を辞任)。

 そんな折、地域医療機能推進機構(尾身茂:理事長)は、
「コロナ対策などで給付された300億円以上の補助金で収益を大幅に増やす一方で、その補助金を元手に有価証券の運用を130億円増加させた」「半数は幽霊病床(患者を入れないで補助金だけを受け取る)だった」ことが(内部告発により)判明する始末です。

 東京都で医療が逼迫し、自宅療養者の死亡が増加している最中でさえ、こんなていたらくです。

 新型コロナウイルス感染症を「死の病」とし、「指定感染症第2類」(実際は、エボラ出血熱並みの第1類扱い)に位置づけています。指定病院でしか患者が診てもらえないのは、日本だけです。しかも、疑わしき人は「保健所」を通さないと診てもらえません。その保健所が流行期には、直ぐにパンク。電話も通じません。

 さすがに新型コロナが流行し始めてから1年半以上が経っています。ウイルスの遺伝子も解析が進み、感染のデータも揃ってきています。

 それによると致死率など、新型コロナはインフルエンザ(第5類)とほとんど変わりません。欧米とは違います。どこの病院でも診ることが出来る感染症にすることが、全ての突破口になります。

 ところが、これまでの経緯から、政府は「感染症第5類」に変更することは、断崖から飛び降りる覚悟が必要なのかも知れません。これまでの提言・対策など、自らを否定することになるからです。

.








          参考

  第1類 エボラ出血熱(致死率80%)など
  第2類 サーズ(11%)・マーズ(35%)など

  第3類 食中毒
  第4類 人畜共通感染症
  第5類 その他の感染症

.




医療の状況

OECD(37か国)
2016年調査集計
日本 OECD
平均
イギリス ドイツ  フランス アメリカ
臨床医 /1000人 2.4 3.1 2.8 4.2 3.1 3.1
看護師 /1000人 11.3 10.5 12.9 12.9 10.2 10.5
病床数 /1000人 13.1 5.5 8.1 8.1 6.1 5.5
CT /10万人 107.1 36.3 35.2 35.2 16.1 36.3
MRI /10万人 51.7 22.6 34.3 34.5 13.5 22.6









蛇足
新型コロナからの脱却
     


※ 「アベノマスク」(布マスク)については、感染症対策に現在では意味がないことが判明しています。

※ 当初から新型コロナは「接触感染」「飛沫感染」だとし、マスクが大きな武器だとしてきています。

※ ところが世界の常識として今や、インフルエンザと同じく「空気感染」が主であるとされています。

※ 「布マスク」「ウレタンマスク」の目の大きさは、ウイルスの大きさの50倍とされています。「不織布マスク」も、大同小異です。

※ むろん、マスク着用は感染防止策の一つとして有力です。特に患者が着用することは、感染防止の意味から必須です。

※ これまでの感染症対策は「接触感染」「飛沫感染」中心でした。「空気感染」だとしたら、対策はそうとう違います。

※ 例えば、大半のレストランなどで設置されている「パーテーション」は疑問。換気のために撤去した方がいいようです。

※ 密室で人が密集する「電車」は、最悪の感染源となります。飲食店は換気の対策を取れば、休業する必要はありません。

※ いずれにしても、今「布マスク」を否定することは、「アベノマスク」の否定につながります。

※ 元に戻りますが、新型コロナを感染症2類から5類にするということは、政府(対策分科会)は自らの自己否定につながります。

※ でも、いずれにせよ将来、インフルエンザ並みに「5類」にしないといけません。

※ 2度目の(見直し)期限が来る、来年1月末、どうするのでしょうか?

※ もっとも、これまでのメディアの報道によって、必要以上に新型コロナに恐怖を感じている世論があります。

※ ワクチン接種が一定の成果を上げているので、あとは有効な「治療薬」発効が、一つの転機になるかと思われます。

.