「やりたかったのにやれなかったこと」が、誰しもあるもののようです。冒険家の三浦雄一郎さんが80歳7カ月でエベレスト、最高齢登頂記録を打ち立てたという例外もあります。が、さすがに80歳を越えると、何事にもチャレンジする気力も体力も難しいと思われます。
私自身の自覚症状から言うと、60歳前後から夜中に出かけることが、情けないかな相当のエネルギーが要るようになってきています。50歳台前半の夏休みは、夜中のバレーボール練習(スポ小2日、PTAバレー2日)週4日をこなしていたものです。今では、そんな生活は考えられません。
私にとって「挑戦しなかったこと」は何でしょうか? ふと立ち止まって考えました。即座に浮かんできたのは「囲碁」です。20年も前に二段になってからというもの、一向に手が上がりません。
それもそのはず、他のことがバタバタあって、囲碁に打ち込む時間も気持ちもない月日が続いています。自分の中では「楽しめればそれで充分」という気持ちがあります。今でも「五段にはなりたい!」という願望があります。
去年から生活にゆとりが出て、(時間を見つけては)AIとの対局を通して技量を磨いています。いや、磨いているつもりです。が、自分が事務局をしている「赤来囲碁クラブ」の碁会(月2回)では、3段に少し近づいたかな? という感触がある今日この頃です。
その他に挙げるとすれば、ギターの上達。ピアノが弾けるようになること。趣味のことばかりですが、今となっては正直、強い気持ちは失せてしまっています。
なお「要約学習」は、着実に広まって来ています。今年度は(計画を含めて)飯南町内の他に、出雲市・大田市・雲南市・奥出雲町・美郷町に研修会やら授業やら出かけています。
自分の残る人生をかけて、一人でも多くの子どもに「図式」の醍醐味を手に入れてもらえるよう、挑戦し続けていいます。