来春
赤名保育所が無くなる?

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2026.8.27


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統合問題の背景

 飯南町は2025年6月23日、社協から正式に、「保育士の不足」「児童数の減少」などを理由として「保育所のあり方を協議してほしいとの要望書」を受けています。

 赤名保育所の統合問題の背景には、以下のような複数の問題が重なっていると説明がありました。
@ 保育士不足
A 保育士の正規職員の減少
B 支援を必要とする子どもの増加
C 施設の老朽化
D 子どもの減少

 とりわけ、「A正規職員等の減少」がいちばんの要因と説明がありました。その減少分を「臨時職員」「パート職員」の増加によって、なんとかまかなっている。町内4保育所は「ギリギリ」の職員配置になっており、年度途中に入所希望があっても、安全に預かれるだけの保育士を配置できず、入所を断らざるを得ないケースまで発生している、との説明もありました。

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保育士の現状

 2026年度当初の人事配置について、保育士の退職が相次ぎ、補充しようとしても応募・採用が追いつかなかった。2026年度は配置を工夫し、「保育士の知恵と工夫と我慢」によって、何とかスタートさせたと、非常に切迫した説明もありました。

年齢構成
2025年4月時点で、町内4保育所の保育士資格保有者は39人。
20代  8人
30代  11人
40代  6人
50代  7人 ……50代以上が14人(36%)
60代  6人
70代  1人
合計  39人

うち、正規職員等は24人、臨時9人、パート6人となっています。

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職員アンケートの結果
仕事の内容と給与が合わない

 飯南町が2025年9月に実施した「保育所職員アンケート」(回答率79.6%)によると、「人間関係が悪くて辞める」というより、仕事の重さに対して「給与・人員・休暇などの条件が追いついていない」という点に不満を抱いていることが見て取れます。

 「保育所職員として大変・難しいと感じること」(3択)によると、
@ 20人 仕事の内容と給与が合わない
A 17人 職員一人あたりの負担が多い
B 14人 子どもとの関わり
C 12人 仕事の責任
D 10人 保護者対応
E 8人  体力的につらい
F 7人  有給休暇が取りづらい
F 7人  事務作業
H 3人  休暇が少ない
H 3人  職場の人間関係

 つまり、「仕事の内容と給与が合わない」「職員一人あたりの負担が多い」が上位を占めています。関連して、「急な休みや産休・育休に対する代替職員が確保できず、所長や主任が保育に入らざるをえない」「若手育成や管理業務に手が回らない状態だ」とも報告されています。

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子どもの笑顔や成長が喜び

 実際には園児数が減少傾向なのに、「子どもが減ったから保育士の仕事も楽になった」とはなっていないのです。

⇒ 人が足りない
→ 休む人の代わりがいない
→ 有給休暇を取りにくい
→ 一人あたりの仕事量が増える
→ 疲労が蓄積する
→ 退職者が出る
→ さらに人が足りなくなる

 ただ、救いはあります。「仕事のやりがい・喜び」の項目で、回答者43人全員が「子どもの笑顔や成長」を挙げていることです。この思いを「やり甲斐」「働きがい」に高めていくためには、結局「処遇改善」に行き着くと思います。

 実際、第2回検討委員会の議事録を読むと、「保育士は子どもが好きだし、一生懸命だが、その良心に頼っていたら後が無い」という趣旨の意見が出ています。

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処遇面の改善を検討する!

 現状として、同じ正規職員「保育士」なのに、町職員と社協職員との給与差が倍半分ということこそ、まさに異常事態。これを放置?してきた責務は問われなければならないと、私は率直に思います。

 今回の説明会でも、「処遇面の改善」と「保育士の確保」を併せて進める必要があるとの回答がありました。これは是非とも実現してほしいと念じています。

 まとめてみると、今回の赤名保育所統合の問題は、「少子化 → 園児減少 → 赤名保育所を統合」という単純な話ではありません。

⇒ 仕事量・責任が重い
→ 給与との不釣り合いを約半数が感じる
→ 人員不足で休暇や代替職員の確保も難しい
→ 採用しても十分集まらない・退職も発生
→ 残った職員の負担が増す
→ 4保育所を維持することが難しくなる
→ 保育所数を減らして限られた保育士を集約する

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ピンチはチャンス!

 説明会では、近隣の町村は飯南町の給与水準とあまり変わらない、飯南町は平均的だとの説明がありました。もしそうなら、ピンチはチャンス。飯南町が思い切って給与を上げて「保育士さん、この指とまれ!」をすべきだと思います。

 なお、私が個人的に聞いた情報では、隣(美郷町)の保育士は(給与も)町職員扱いとなっています。

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赤名・来島小学校は?

 今年度に入って、赤来中学校・頓原中学校統合検討委員会がスタートしています。統合すべきと言う意見では一致していますが、場所をどこにするべきか? さまざまな要因が絡み合っており、未だ結論が出ていません。

 そういう中にあって、降って湧いたように「保育所統合問題」が浮上してきました。もし、来春(あるいは近々)赤名・来島両保育所が統合ということになれば、子どもの視点から最悪の事態です。

 保育所時代は、赤名・来島の子ども達が同じ保育所で育ちながら、小学校入学と同時に赤名小と来島小に別れることになります。行政上の事情があるかも知れません。しかし、その決断は子どもの視点が抜け落ちています。何か大事なモノを置き去りにしたまま、議論が進んでいくことに疑念を抱かざるを得ません。

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