一命を拾い生ました
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2023.6.24


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車を溝に落とす!


 タイトルほど大げさな事故ではありませんが、先日、車を運転中、誤って約10m、前輪が水路に落ちたまま走るという大失敗を演じてしまいました。前輪パンク! 何だか、ホイールも少し歪んで見えます。それにしても予備のタイヤは積んでいないし、はて困ったぞ!

 場所は、我が家から40km以上も離れた立久恵峡の近くです。我が家に近ければ、工夫して「冬用タイヤ」を持ってくれば解決します。しかし、さすがに遠方です。かといって、車検を受けている地元のAオートセンターへの依頼は憚られました。こういうとき、JAFに入っておけば良かったと、後の後悔先に立たず。

 まぁ、とりあえず落ち着いてお茶でも飲んで善後策を考えました。浮かんだのが、出雲市街に近いので出雲市内の修理工場への電話です。さっそくネットで調べて、一番近いと思われる修理工場に電話しました。

 すると「うちにはレッカー車がないから、そういうときは「任意自動車保険の会社へ電話したらどうか」とのこと。 ……なるほど、それはうっかりでした。

 さっそく書類に書いてある電話番号に電話しました。何と、かけた先は東京です。場所、状況など詳しく聞かれました。何せ相手は東京です。向こうはこちらからの情報にしたがって、ネット地図を見ておられます。

 それがすんで、やっと善後策の話になりました。

★ 近くの修理工場からレッカー車を行かせる。
★ レッカー車の代金は距離が100Km以内なので無料。
★ ただし、あなたの移動は自分で考えてくれ。
 ⇒ それってタクシーですか?
 ⇒ それはあなたの方で考えてください。

 一連のやり取りが終わって電話を切ると、間もなく電話が折り返しかかってきて、レッカー車は30分程度で到着するから、側を離れないで待っていてくれとのこと。

 自分の移動については、幾つか考えが浮かびました。最悪タクシーです。いずれにせよ、保険からお金が出るわけですから、契約を交わした地元の「JA赤来支店」に電話して、状況を伝える必要があります。

 電話すると、担当の方が状況を詳しく聞いた後、現場へ来て写真を撮ったりするとのこと。最後に、「困ったことはないか?」と予想外の言葉がありました。

 条件反射で「車の移動は大丈夫だが、自分の身体の移動でどうしようか困っている」と、正直な気持ちが口から出ました。すると、「本当はだめだけど私の車に乗ってください」とのこと! 思いがけず、いちばんの懸案事項が一気に解決しました。

 間もなくレッカー車がやってきました。レッカー車に乗用車を積み込む場面を初めてみました。感動しました。

 一連の作業が終わると、「あなたの移動はどうされますか?」とのこと、思いがけない言葉です。事情を話すと、「本当はダメだが、助手席に乗ってもらってもよかった。よくあることです。」とのこと……。

 ……なるほど、東京の担当者はマニュアルどおりに「同乗はダメ」と言われたから、何ら問題はありません。でも、世の中には優しさがあちこちにあるものです。

 という経過を経て、ぶじに地元へ車と身体を運ぶことが出来ました。行く先は、パンク以外にも修理がないか調べてもらうために「Aオートセンター」です。

 案の定、ホイール交換が必要とのこと。下回りも、一部修理の必要があるとも。車検は9月に迫っています。これを機に廃車にしようかどうしようか迷っていたこともあって、一気に車を新調する運びとなりました。

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奉仕こそ!


 ふと思ったことです。今回は身体には何ら問題がありませんでした。しかし、ちょっと間違えたら死亡事故だってあり得ます。実際、十数年前、川に車を落としたこともある前科者です。

 ここで天に召されていたら? と、あれこれ考えを巡らせました。それは、今は、家族が困る、困惑することは確実です。いろんな課題を残したままです。部屋の片づけも済んでいません。捨てるものがわんさかあります。

 いつ思いがけない事故・事件に出合うかも知れません。今年こそ、身の回りの徹底的な整理整頓をしなくては! 思い知らされました。

 同時に、死んだかも知れない「命」が、まだここにあります。考えたらかけがえのない、有難いことです。これからの人生は「感謝」の気持をとりわけ大事にしながら、人々に心から貢献すること! これが、私の余生の重大事だと自分に言い聞かせました。

 当面は要約学習という、勝手に自分で「天命」だと思っている使命があります。有難いことです。これまで以上に、心から奉仕の精神で臨みたいと、心に誓う良い機会となりました。

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