富士山を見ました!
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2023.6.4


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5月31日(水)


 5/31(水)、飛行機(出雲空港 7:50発、東京行き)で3泊4日の旅に出かけました。

 この日は終日曇りでしたが、しかし、梅雨前線が近づく上に、季節外れの台風(2号)が不穏な動きをしています。心に影を宿しながらの旅のスタートです。

 初日の午後は、劇団四季「ノートルダムの鐘」(9千円なり)を観劇しました。上京した折には、必ず盛り込むメニューです。前後半で約3時間。ストーリー展開、舞台展開の巧みさもさることながら、いちばん感動したのは歌唱力! 声量・声の伸び・迫力ともに、心と体とがブルブルと震えました。


 15世紀末のパリ。街の中心に建つノートルダム大聖堂の鐘楼に、カジモドという名の鐘つき男が住んでいた。

 心優しい彼は、醜い容貌を理由に塔に閉じ込められており、3体の石像を友として育つ。

 年に1度の祭りの日、彼は外界で浮かれ騒ぐ人々を見るうちに憧れが膨らみ、ついに鐘楼を抜け出す。そして、美しい踊り子エスメラルダと出会い、舞台で道化の王に選ばれる。

 人々がカジモドの容貌を嘲笑する一方、それをかばうエスメラルダ。そして、カジモドは、街の権力者に狙われた彼女を救おうとするうちに少しずつ変化していく、……。

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6月1日(木)
河口湖


 新宿発 8:25 高速バスにて 河口湖に移動、10:30 河口湖駅に到着しました。天気は曇り、今回の旅のメインは河口湖から富士山を望むこと! ……しかしながら、あいにく天気は曇り、富士山の「ふの字」も見えません。

 雲が晴れることを祈りつつ、まずは遊覧船に乗りました。船頭さんが「晴れているとあそこらへんに富士山が見えるんですけどね……。」 ……客が少ないので、置いてあった衣装を着て写真を撮ったり、外国人と会話したり、それなりに盛り上がりました。が、何とも味気ない30分間ではありました。

 下船すると、再び周遊バスに乗って「音楽と森の美術館」に移動しました。大半が外国人(西欧人・中国人など)で、気分は海外旅行です。

パンフレットより

 絶景の富士と共に、河口湖の畔に佇む当美術館では、貴族たちが愛したオルゴールや、自動演奏楽器による心癒される音楽を、時代を越えてお楽しみいただけます。

 美しい庭園と豊かな自然、そして心を癒す音楽と共に、小さなヨーロッパ旅行を楽しんでみませんか。

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 1900年代前半に、こんな「自動演奏ピアノ・オルガン・楽団」があったなんて、驚き桃の木でした。庭園もさることながら、園内にあったレストランの(西欧風)食事が最高でした。

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メインイベント
富士山と対面叶うか?


 今回の旅のメイン、富士山をこの目で見る! しかし相変わらず、どよ〜んとした厚い雲に覆われた河口湖畔です。

 もう運を天に任せるしか仕方ありません。頭の中では 98%はダメだなと諦めながら、大石公園へと周遊バスで移動しました。

 午後3時前、大石公園に着きました。しかししかし、ざんねんむねん、すそ野が少し見えるだけ。落胆の色を濃くしながらも、雲の向こうに富士山を思い描きながら、じっと厚い雲の塊を眺め続けました。

 なんと、願えば叶うものです。3時40分頃、右から左に流れていた雲が右側から崩れ始めました。初めは右の稜線が現れたり消えたり。そして突然、山頂が見えたり隠れたりし始めました。そして4時半頃、ついについに雲を従えた富士山がデーンと全容を現しました。

 最初見えなくて、だんだん期待を持たせて、最後にドーンと全てを見せるという、最高のパーフォーマンスを楽しませてくれました。

        
              
        
              
    

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富士ビューホテル


 東京での宿泊は、いつもどおり立地が抜群の「品川プリンスホテル」にしました。2泊目は大奮発、(家内の熱望により)高級ホテルを予約しました。

 館内は高級感が漂っていました。部屋もゆったりして満足、夕食は本格的なフランス料理。朝食は、高級感漂うバイキング。

 大浴場は温泉の上、な・なんと「サウナ」がありました。大大満足でした。ただし、料金は2万8千円也。まぁたった一度の人生、あと何年生きるか不明です。こういう息抜きも大事です。
 

ホームページより

 富士ビューホテルは、山梨県の河口湖畔に建つ歴史の古いリゾートホテルです。

 リゾート地ならではの開放的な雰囲気を感じられる環境にあるホテルですが、一番の魅力は富士山を眺められる点にあります。

 客室の一方が河口湖向き、もう一方が富士山向きになっている富士ビューホテルには、宿泊して富士山を眺められるお部屋があるのです。

 客室だけでなく、レストランや敷地内の庭園からも富士山を眺望できます。眺望以外にも日本情緒を意識した温泉施設や日頃の疲れをリフレッシュできるエステ、和洋の美味を堪能できる飲食施設など、海外からの宿泊客をも満足させる魅力が満載です。

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 夜半から猛烈な雨になりました。テレビをつけると、盛んに線状降水帯、交通の不安を放映しています。まさか高速バスは止まるまいと念じて、ベットに潜りました。

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6月2日(金)

浅草演芸ホール


 翌日は本格的な雨の降る中、高速バスの移動でした。新宿駅に着くと、構内で軽い昼食を摂ってから、 「浅草演芸ホール」に向かいました。土砂降りではありませんが、傘が必要。出来るだけアーケードのある場所を選んで歩きました。

ホームページより

 浅草演芸ホールは、東京都台東区浅草の通称「公園六区」と呼ばれる歓楽街の中心に位置する寄席である。都内に4軒ある落語定席の一つで、落語を中心に、漫才、手品などの色物芸が多数執り行われている。

 客席数は1階が239席、2階が101席の計340席と、都内にある寄席の中では最大であり、その他のお笑い専門劇場を含めてもルミネtheよしもと(458席)に次ぐ2番目の規模である。

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 3時過ぎ、入ったときは悪天候だというのに、80%~90%の入りです。お目当ては「ぴろき」です。最初見たときから、2人とも秘かに大ファンです。今回も、ガハガハ笑いながら語りを楽しみました。 ……しかし、いつもと比べてやけに年を取った印象(実際は59歳)がある上に、どことなく元気がないのが気になりました。

  ぴろき:明るく陽気に行きましょう - YouTube

 6時、ぴろき が終わると、すぐに演芸ホールを後にしました。な・なんと、出たとき「ぴろき」が傘もささず、おまけに舞台で着ていた真っ赤かの衣装を着たまま、とぼとぼとすぐ前を歩いていました。 ……何だか切ない思いを抱きながら、だんだん距離が遠ざかっていきました。

 この日の夕食は、これまでずっと豪華食事が続いて、やや食傷気味だったので、コンビニ弁当で済ませました。

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6月3日(土)


 飛行機は、羽田空港発14:15(出雲空港帰着=15:40)です。午前中は、品川プリンスホテル「アネックスタワー」内で、ゆったり過ごしました。搭乗するときの天気は快晴、ほぼ満席に驚きながら機上の人になりました。

 当初のもくろみ(6月初めは富士山が見える確率が高い時季)が外れ、季節外れの「台風」2号襲来! 梅雨前線を刺激して6月2日(金)は新幹線を止めるほどの集中豪雨に見舞われました。

 しかしながら、お目当ての富士山の勇姿を拝むことが出来ました。移動で困ることもありませんでした。振り返り見るに、まずは大満足の3泊4日の旅ではありました。

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