インターネットで「親学」を検索すると、批判的なサイトがいくつか存在することを知りました。その中から、一部を引用させてもらいます。
親学推進協会というのは、日本の伝統的な子育てをすれば発達障害を予防できると考える団体で、発達障害は先天的なものであるとする標準的な医学とは正反対の説を掲げている。ようするに、「親の子育てが間違っているから発達障害なんかになるんだ」ということを言っている団体だ。
親学は、「3歳まであなたがちゃんと側にいないと子どもが発達障害になりますよ」と働く母親に恐怖感を与えつつ発達障害への差別の共犯者に仕立て上げる、きわめて悪質な恫喝である。
親学は発達障害の当事者を攻撃するだけにとどまらず、その親にも「自分のせいで子どもが発達障害になったのではないか」と思い込ませる。政治家がこれを信奉するなどあってはならない。そして親学を推進する超党派議員連盟が”親学推進議員連盟”である。驚くなかれ、この親学推進連盟の会長は安倍晋三である。
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〜http://matome.naver.jp/odai/2143040637509326201 より引用〜
なるほど、発達障害は先天的なものであるという学説が、世の中では有力のようです。「育て方」と断言すれば、発達障害を持つ親へ痛切な批判となります。それでなくても我が子のことで悩んでおられるのに、泣きっ面に蜂です。
そういう考え方は、確かに理解出来ます。しかし、私は思います。確かに発達障害の子は、持って生まれた育てにくさは抱えていると思います。ただし親の関わり方によっては、その子の育ちはきっと違ってくると信じています。
特に一歳児までの親の限りない愛情と、親学が提唱している「我が子への関わり方」があれば、きっと育てにくい一面を持って生まれてきた子も、救われると確信しています。
この「親学」が、どんどん世の中の保護者に広まり、浸透していくことを願ってやみません。