滅私奉公
〜自己肯定感〜

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2020.8.9(日)


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以下の文章は
「自己肯定感の教科書」(中島 輝)
内容を抜粋引用しながら作成した
要約学習の教材
「自己肯定感」の文章です。


自己肯定感





自己肯定感



@ 自己肯定感とは、自分を肯定する(良いと認める)感情のことです。自己肯定感をしっかりと持っている人は「自分は価値がある人間だ」「自分は必要とされている」というポジティブ(前向き)な心の動きがあります。「自分は自分、人は人」「人は誰でも良いところや悪いところがあって当然」と考える傾向もあります。ですから、何事につけて人を責めません。また、ピンチに遭遇したときは「良い方向へ向かせるためにはどうしたら良いのか」と考えます。常に楽観的で、逆境の時も「どうにかなるさ!」とプラス思考で自分を励まし、前向きに目標に向かって進んでいきます。

A 逆に自己肯定感が低い人は「自分は存在する価値のないダメな人間だ」と思い込んでいます。何をやるにも「失敗したらどうしよう」と考える特徴があります。人の悪いところや弱いところ、人の失敗をけなしたり怒ったりする傾向もあります。何事も他人のせいにしたり、自分を高く見せようとしたりする人(自慢する人)も見受けます。これらは全て自信のなさの表れなのです。

B 自己肯定感は育った環境や、今までの体験などの積み重ねによって培われます。ですから、その気になれば考え方一つで変えることができます。自分を変えるきっかけとして、自己肯定感の高い人の言動に学ぶことをお勧めします。「自分だったら怒るはずの場面でもあの人は怒らない。」「自分だったら負けそうな場面でもあの人はくじけない。」……そういう人を間近で見ることによって、自然にものの見方考え方を学ぶことが出来るからです。

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尊敬すべきお手本


 自分の「自己肯定感」レベルは高いのかどうか? これは客観的にまわりの人と比較が難しいので、判断が出来かねます。が、少なくとも「自己肯定感」の高い人たるべく、私は何事につけて「プラス思考」で生きていきたいと心がけているつもりです。

 生活する上で、お手本になっている人がいます。いや、人ではありません。イヌです。飼い犬のラブラドールレトリバー「もも」(平成24年3月生れ)です。飼い犬なのに、私の見習うべき資質を持っています。

 いつもでもどこでも人なつこい、どんな人にも人なつこい、吠えかかることがない、従順、素直、不満を持っていない(態度に出さない)、イライラしない、怒らない、はぶてない(すねない)、……。

 大好物の肉を目の前に置いて「まて!」と言うと、「よしっ」と声がかかるまで、じっと肉と私を見比べながら我慢しています。短い時間なら、私が姿を消して戻ってきてもまだ待っています。

 夕方のランニングが待ち遠しい「もも」です。ももの住処は私の居所の下、車庫の一角。鎖に繋がれています。ランニング(散歩)に連れて行けと、飼い主にプレッシャーをかけることは皆無。吠えることなく、ぐずることなく、じっと私が着替えて下に降りるのを待っています。

 着替えた私の姿が見えると、ぴょんぴょん跳ねたりうろうろしたりして、歓びを全身で表現します。でも、私が「すわれ!」と声をかけると、こちらを注視しながらお座りか伏せの姿勢で静まります。

 夜中、車庫の一角にある大型冷蔵庫に用があって突然、車庫のライトを点けます。ももは丸くなって熟睡しています。が、静かにすっと立ち上がり、しっぽを振って親愛の情を示します。決して怒りません。逆に歓迎してくれます。いつもすごいなぁ〜、と感動しています。

 こんな愛犬ですから、リードに繋いだまま公道を走るとき、主人を引っ張ることは皆無です。常に主人の横を主人のペースにあわせて走ってくれます。

 ランニングコースが林道に入って「リード」を外しても、ご主人のペースを横目に見ながら縦横無尽に前後左右を伴走します。折り返し点とゴール地点では、私の姿を見ながら待っています。

 都合で、いつもの折り返し点より手前でUターンすることもあります。「帰るよ!」と声をかけると、瞬発的に帰路に向かってきびすを返します。不満の態度は全く見えません。さわやかです。

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清く正しく美しく


 日常生活の中で、「えっ?」「どうして?」という場面に出くわすことが皆無ではありません。そういうときは、ふと「もも」が脳裏に浮かびます。

 「もも」の存在のおかげで、腹が立ったり不平不満に思ったりすることが、ずいぶん減ったと思います。そんな自分に、ふと嬉しくなることもあります。(傲慢になってはいけませんが……。)

 天知る 地知る 己知る

 清く 正しく 美しく
(宝塚歌劇団のモットー)

 これは、日ごろから私がモットーとしているキーワードです。何事につけ、このキーワードを口にしている私です。


子曰「吾十有五而志于学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩。

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 気が付けば? 来年は70歳の大台に乗ります。「六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩」。心せねばと、いつも自らを戒めるようにしています。

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滅私奉公
〜「五十而知天命」〜


 自らに課せられた「天命」に思いを馳せてみました。

 一つは「要約学習」。
 まだまだ発展の余地はありますが、ほぼ自分の世界(理念と授業スタイル)を持つことが出来ています。今年は4月以降、新型コロナの関係で出かける機会が減っています。

 昨年度は町内の小・中・高の学校以外に、出雲市・浜田市・大田市・仁多郡の学校・教育委員会・教育研究会から声がかかって研修会や授業に出向きました。要約学習の意義を認めていただいていることを誇りに思うとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 授業に臨むに当たっては、いつも「丸写しをしない調べ学習」「予め書いた作文を朗読しないプレゼン」のノウハウを、一人でも多くの子ども達・先生方に伝えたい。日ごろの生活に「図式」を取り入れて欲しいという使命感を持って臨んでいます。

 二つ目は「教育委員」。
 3年前までは教育委員長という役割を与えられ、表に立つことも少なくありませんでした。今は「教育長職務代理」、通常の教育委員と任務的にはほとんど違いがありません。

 お役に立てているかと問われると、「はい」と答えられないまま今日に至っています。未だに立ち位置がハッキリしていない面もあります。

 が、一つ一つの場面にあって、誠心誠意役割を果たしていきたいと思っています。この度の新型コロナに関わる「臨時休校」の取扱いについては、他の委員さん方を見解を異にしています。「子ども達にとってどうあるべきか?」を念頭に自問自答を続け、意見具申をしていこうと自分に言い聞かせています。

 この他に「赤名短歌会」の会長として、「赤来囲碁同好会」の事務局長として、また、「朝日歌壇」の選者として、自分の役割をしっかり果たしていこうと、心を新たにしている今日この頃です。

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以下は
インターネットから拾い出しました。
「自己肯定感の高い人の特徴・メリット」
https://www.kaonavi.jp/dictionary/jikokoteikan/


「自己肯定感の高い人の特徴・メリット」


@ 肯定的な視点が持てる

 物事に対して、肯定的な視点を持てる、楽観的に考えられるなどの特徴があります。それにより、多少不安な要素があっても物事を前向きに捉え、ポジティブな視点で意欲的に次へと進んでいくことができるのです。

A 落ち込みすぎない

 落ち込んだとしてもしっかりと落ち込み、ある程度まで達したら切り替えて前に進みます。仕事でミスをしてもいつまでもくよくよせずに、その失敗を自分自身の成長の糧にして不安や失敗を恐れずに積極的に行動できるのです。

B 高い集中力

 自己肯定感が高い子どもは、高い集中力を持つ上、意欲的で強い精神力が備わっているとされています。つまり高い集中力のもと物事を進められるため、結果も出やすくなり、さらには問題解決能力も高いのです。

C 違いを受け入れられる

 他人との違いをすんなり受け入れられます。「あの人はこうだ」「この人はこうだ」などと他人と比較せず、自分自身を尊重するようにほかの人もしっかりと尊重できるのです。ほかの人からの評価に振り回されることもありません。

D 生きやすい

 ありのままの自分を受け入れているため、感情が常に安定し、生きていることを楽しめます。ひねくれたりこじらせたりすることも少なく、心地よい気分で日々を過ごせるので、生きやすいのです。

E 自己確立している

 自己肯定感が高い人ほど、自分の軸がしっかりしているのです。自分の人生は自分で決める、決めるのは他人ではなく自分、といった自分軸で生きています。自己を育て、その自己がしっかり確立しているのです。

F 自分の考えを伝えられる

 適切に自分の考えや意見を相手に伝えることができます。自分の考えや感情、価値を肯定できるため、自信を持って相手に思いを話し、また相手を尊重する気持ちで対話ができるのです。良好な人間関係を構築できるのも特徴のひとつといえます。

G 人の話に耳を傾けられる

 じっくり人の話に耳を傾けられます。相手の話を自分自身のことのように受け止め、理解できるため、相手との信頼関係が強まるのです。良い悪いと人をジャッジすることもしません。相手の価値をしっかりと認められます。

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