道徳教育の全体像 . |
〜後半〜
2020.7.5(日)
「道徳の時間」が
教科「道徳」に衣替えし
教科書が選定されるとともに
(従来は副読本:各学校預かり)
小学校は平成30年度
中学校は平成31年度より
全面実施となりました。
前回に引き続き
教育事務所勤務時代(平成4年度〜)
道徳教育に関してまとめた文章(背景青)を
以下に記載するとともに
簡単なコメントを付すことにしました。
今回は後半です。
2020.06.28 人はどんなときに変容(成長)するのか?
5.学校の教育活動すべてが道徳教育となりうる
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6.心の中を覗いてみれば?
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7.「道徳の時間」(現在:教科道徳)でねらっていること
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8.「教え込み道徳」と「内容読みとり道徳」
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【蛇足】こういうことがありました。
初任校(大東中)の確か2年目の出来事です。
隣の木次中学校で
「道徳の時間」の公開授業がありました。
3年生、扱う教材は「善いことの恐ろしさ」でした。
私は教室の後ろで参観していました。
途中、私の顔が赤くなり冷や汗が出てきました。
許されない姿の登場人物が
自分の日ごろの言動に重なったからです。
授業が展開する一方で
私は自分を見つめ、密かに恥じていたのです、……。
以下は「教育出版のサイトから引用させていただきました。
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/tokushu/chudoutoku/cat1/cat11/post-6.html
「特別の教科 道徳」
人間は道徳性を有することで,本来的なあり方生き方を通してなされる諸々の道徳的行為を可能にしています。「特別の教科 道徳」を実施することにより,次代を担う子どもたちの道徳性を養うことが求められています。
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・道徳性は,生徒の人格全体に関わるものであり,数値などによって不用意に評価してはならない。
・生徒の学習状況や道徳性に係る成長の様子を様々な方法で捉えて,個々の生徒の成長を促すとともに,それによって自らの指導を評価し,改善に努める。 ・他の生徒との比較による評価ではなく,生徒がいかに成長したかを積極的に受け止めて認め,励ます個人内評価として記述式で行うこと。 ・個々の内容項目ごとではなく,大くくりなまとまりを踏まえた評価とすること。 |
(太字は編集部。) |
さらに,評価に当たって重視すべき点として次のようなことが挙げられています。
・他者の考え方や議論に触れ,自律的に思考する中で,一面的な見方から多面的・多角的な見方へと発展しているか。 ・道徳的価値の理解を自分自身との関わりの中で深めているか。 |