エゴグラム
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2020.4.19(日)


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きょうは
ゆめタウン(出雲)の
探索に出かけました。
いい勉強になりました。
いちばん感心したのは
うむ、ちょっと恐ろしくもあったかな?

日本人(きょうは出雲の人たち)は
なんて純真なんだろう! ということ。
命令ではない(要請)のに
大半の人が素直に従っている。
小中高校生の姿がなかったのも
驚きと共に頭が下がりました。

しかし
冷静に考えてみましょう。
失業率が1%下がると自殺が1万人増えるという
日本のデータがあります。

自殺までは行かなくても
それに近い人を含めると
一人一人、社会生活を頑張っておられる人が
明日の希望がない今日を過ごしておられます。

2日前
北海道大学の先生(専門家会議のメンバー)が
このまま何もしなかったら
40万人が死にます。と、

とんでもない算数の答えを紹介していました。
この方が現場の医者だから
これを観たお茶の間の方は
恐怖を抱かれたと思います。

3ヶ月経過して
新型コロナウイルスの正体はばれているのに
未だにこんな事(あり得ないこと)を言って
人々を恐怖に陥れています。

こんな現状だから
日本の出口は
気が遠くなるほどずっと向こうだと思われます。

人々から希望と夢と喜びを奪うのは
もう勘弁してください。


ちなみに
アメリカの場合ですが

専門家会議の人が
新型コロナウイルスで220万人が死ぬと脅していました。


現状の予測では
(現在 4/18 は3万9千人)
6万人ぐらいで収束するとの
見込み報道があります。

感染拡大期の数値を基にした
小学生の算数計算で
単純に人数を出さないでほしいものです。

2年前
アメリカでインフルエンザが大流行しましたが
そのときは8万人以上が亡くなっています。

ちなみに
去年の日本では
インフルエンザの患者が1千万人
死亡者が1万人でした。

正しく恐れましょう。
マスコミはそろそろ
恐怖を煽る報道は辞めましょう!

さて
今回は「エゴグラム」を取り上げます。






エゴグラムとは?


 人間の性格は、親から受け継いだものや、育った環境、その人の年齢、経験などさまざまな要素で作られるものです。このような複雑な性格も、5つの心の領域に分けることができます。

 5つの心とは、次の通りです。

 CP=厳しい心。正義感が強く理想に燃える心。
 NP=愛性の心。優しく保護する心。
  A=大人の心。冷静に分析する理知的な心。
 FC=自由な心。天真爛漫で無邪気な心。
 AC=順応する心。いい子を演じようとする心。


 この性格分析は、アメリカの心理学者J.M.デュセイが作ったもので、基になっているのは、アメリカの精神分析学者エリックバーンの開発した交流分析法です。

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エゴグラムで性格診断! タイプを判定!
(コンピュータ診断サイト)

質問に応えるスタイルで
コンピュータが簡単に
診断を下してくれます。





エゴグラム
講師の先生の解説から


 コンピュータ心だとは言っても、「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3択、自己評価です。客観的な結果が出るかも知れませんが、無意識に「自分の理想像」(こうあらねばならない、こうありたい)を選択する可能性もあります。この手の調査は、いずれもそういう盲点を抱えています。

 ただ、自分は自分のことを「どのように観ているか?」を知る、一つの機会にはなると思っています。

 講師の先生の説明では、

 
@は「母性」タイプで、お節介。

 
Aは学習で身に付けた自分。先を見る力がある。

 
Bは3歳児の特徴を持つ、フリーチャイルド。明るくワガママ、何でも興味を持つ、素直に自分が出せるタイプ。だからストレスもためない。通常、大人になると下がる。

 
Cはアダルトチャイルド。「可愛がられたい」「認められたい」「甘えたい」という思いから得た自分。まわりを見て好かれようとする傾向にあるので、気疲れしやすい。ただ、これが低いとデリカシーがない可能性がある。

 Dは「父性」が濃厚、批判的で「こうあるべき」「こうあらねばならない」というタイプとのこと。

 さらに、@が高くAが低いと「昔の親父タイプ」(人に指示してさせる、人の話を聞かない)とのこと。その逆に@が低くAが高いと、好かれやすいがストレスをためやすいタイプとのことです。

 Aは生きていく上で「生命線」とも言え、低いと幼児性が濃厚で、衝動買いに走りやすいとのこと。Aが高いタイプは、中学生では2割程度とのことです。

 最近の中高生は、BCが高い傾向にあるそうです。思考回路が、「みんなから自分はどう思われているか?」が一番の関心事。まわりとの関係でしか行動出来ないタイプが多く、悪い方向に行くと「暴走族」に身を置くようになるそうです。

何だか今の日本の世上のようですね?


 さらに講師の先生の説明を紹介します。

 Aについて、幼少時に家族に愛され、きちんと甘えきれたら情緒が育つ。Aのレベルも上がっていく。逆に、厳しすぎたり放任されたりすると、少年になってから「甘えの取り戻し」として、ゲームや薬物に依存しやすい。問題あるグループに入りやすい。不安から逃れるために、他人を攻撃しやすくなる。

 また、自尊感情が正常に育たないと、自分を守るために問題行動に走りやすいとのことです。

 最後に、既に幼少期を過ぎてもAがうまく育っていない場合、「ではどうすればよいか?」について、解決策を伝授されました。

 心を変えることは容易ではありません。そこで、「茶道」がキーワードだそうです。「
形から入って心に至る」スタイルです。形が心に徐々に影響を与えていく。自己変革の一つの方法とのことです。

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PFスタディ


 この検査を受けながら、懐かしく思い出した心理検査があります。学生時代、演習の授業で分析法を学んだ検査です。

PFスタディ
絵画欲求不満テスト


 PFスタディとは、Picture Frustration Study の略で、1948年、米国ワシントン大学心理学教授ソールローゼンツアイクによって考案された投影法検査。絵画欲求不満テストともいう。

 まんが風の刺激図(自我疎外場面・超自我疎外場面)を利用し、欲求不満状況に対よる反応のタイプから、その性格傾向を把握する検査。

 日常的によく経験する欲求不満場面を絵で示し、それに対する被検者の言語的反応を通して「人格特徴」を評価する。

 結果の分析は、攻撃性の方向(他責・自責・無籍)と攻撃型(障害優位型・自我防衛型・欲求固執型)の組み合わせで行う検査である。

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 イライラしたり腹が立ったりしそうな、さまざまな場面がマンガで提示されています。それぞれの場面において、当事者はどのような言葉を返しているか? それぞれの言葉のパターンを分析して、攻撃性の方向(他責・自責・無籍)と攻撃型(障害優位型・自我防衛型・欲求固執型)の組み合わせ(9パターン)として結果を出します。

 この場合、例えば、
他責傾向(「相手のせいだ」「相手に責任の所在がある」)が強すぎると幼児性が残っている。自責傾向(何事も自分が悪かったと考える傾向にある)が強すぎると心身症(心の病気)になる可能性がある。無籍傾向(誰の責任でもない、仕方がないことと考える傾向がある)は、望ましいタイプ。

 この検査の場合、マンガの主人公は「どのように反応を返しているでしょうか?」と尋ねてはいますが、その解答(回答)にあたっては自分を反映しています。

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PFスタディの絵画例





心の知能


 自分のことは客観的に分かっているようで、意外と分かっていないものです。かくいう私自身も、「楽天的」「寛容的」「おおざっぱ」「ずぼら」「生真面目」「のめり込むタイプ」「善良タイプ」「マイペース型」「涙もろい」などと自己分析しています。が、周囲から観たらどうなんでしょうか?

 自分を知っていると、さまざまな問題場面の遭遇して、より適切な対処が出来ると思います。

 ちなみに、「心の知能」について心理学者「ダニエル・ゴールマン」は、次の5つの視点を挙げています。


@ 自分を内省する力
A 納得のいく判断が出来る力
B 衝動をコントロール出来る力
C 挫折しても頑張ろうとする力
D 他人の気持ちを感じ取る力

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 日頃の自分を自己分析するに、全体的に満足出来るレベルにはないようです。とりわけDについては、鈍感力のありすぎる自分ですので、日頃から気をつけるようにしなくてはいけません。

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