同じ総務省の家計調査では、貯蓄額の数字も出ています。
60歳以上の2人以上世帯の平均貯蓄額は2,366万円。ただ平均額は2,366万円ですが、中央値(中央に位置する世帯の貯蓄額)は1,500万円程度となっています。
一方、単身世帯では男性が1,552万円、女性が1,506万円となっています。
ちなみに、金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成29年)」によると、年代別の貯蓄額は次のようになっています。
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平均値 |
中央値 |
30代 |
589万円 |
83万円 |
40代 |
936万円 |
30万円 |
50代 |
1,342万円 |
130万円 |
60代 |
1,835万円 |
300万円 |
注目すべきは「貯蓄がない」と答えた人の割合。各世代とも、4割前後となっています。富める者と貧しい者との開きが、そうとう大きいことが分かります。
なお、単身世帯の貯蓄率は、次のようになっています。
・30代の貯蓄率:19%
・40代の貯蓄率:15%
・50代の貯蓄率:14%