ネコ派とイヌ派
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2018.10.7(日)


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ディスカッション


 過日、小学校3年生「要約学習」で「犬と猫」のディスカッションを行いました。

 まずは上掲の図式に基づいて、指導者(私)が6分間程度のプレゼンを行いました。子ども達はプレゼンを聞きながら図式にします。それを基に2人組で40秒間の相互プレゼン(内容再現)。

 次は2人組で犬脈と猫脈を(じゃんけんで)決めて、主張を考える時間4分間。作文するのではなく、図式化します。その後、その図式を基に相互に、30秒間ずつ主張しあいました。

 最後は教室全体で挙手による、簡易ディスカッションです。もっとも時間的関係で、6名の児童が一方的に持論を発表しただけでした。(以上の合計時間は約20分)

 実際はディスカッションにはなりませんでしたが、なるほどという意見がたくさん出て驚きました。当初、小学校3年生では無理かとも考えていましたが、案ずよりも産むが易し。思いがけない意見が飛び出して盛り上がりました。考えて発表する力が十分あります。

 以下、子ども達が考えたり発表したりした意見です。

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イヌ派

自分がボスになれる。
しつけをすれば、お利口な友達になる。
芸を教えられる。
一緒に遊べる。
呼んだらこっちに来る。
楽しく散歩ができる。運動不足にならない。
いろんな種類の犬がいるので、選べる。
家の中でも飼えて、一緒に寝られる。
悪い人が来たら吠える。
誰かが来たら教えてくれる。
留守番をしてくれる。
玄関で待ってくれる。
毛もふもふして気持ちがいい。
猫みたいにかぐらない。
大きい犬は頼りになる。小さい犬はかわいい。
爪でかぐらない。

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ネコ派

顔や動作がかわいい。
鳴き声がかわいい。
清潔で動物の臭いがしない。
トイレにうんちやしっこをする。
ネズミを捕ってくれる。
猫じゃらしで遊べる。
散歩をしなくていい。
可愛がればなつく。
じゃれてくる。
癒してくれる。
一緒に寝れる。

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マイパートナー
愛犬


 我が家の犬、いや私の愛犬は、現在6歳です。平均寿命が12年とのことなので、早や半生を過ごしたことになります。犬種は真っ黒のラブラドールレトリーバー、私にとっては自慢の犬です。

 介助犬にもなるラブラドールの特徴として、お利口、穏やか、人懐こい、優しい、温厚、フレンドリーなどが挙げられます。私の愛犬「もも」も、多分にそういう傾向があります。基本的に吠えないので、番犬には全く向きません。知らない人にも、尻尾をフリフリ親しく寄っていきます。

 愛犬は私の暮らす部屋の下(車庫)に暮らしていますが、ふだん全く吠えません。散歩に行こうと急かすこともありません。毎日、40分間のランニングが日課ですが、着替えて下に降りたら初めて大喜びで吠え始めます。

 でも「フセ」「マテ」と言えば、準備がすむまで伏せの姿勢で待っています。大好物の骨を目の前に置いても「まてっ!」の声がかかれば、「ヨシッ!」の声がするまでじっと骨を見つめて動きません。短時間であれば、私が姿を消して戻ってくるまでじっと見つめて待っています。

 ランニングは林道(人通りのない山道)です。我が家から300mで入り口があります。そこからはリード(引き綱)を外します。私の走るそばを、距離を保って忠実に走ります。折り返し点に先に着くとそこで待っています。林道出入口に戻ってくると、そこから先の道路へは決して出ません。りっぱ。

 夜中、愛犬が熟睡中に突然灯りを付けても、決して怒りません。ご主人の姿を確認して、のそりと起き出してきてシッポを振って喜びを表現します。私、人間さまよりもはるかに立派です。

 おのろけが過ぎたようですが、今や私にとって「もも」抜きの生活は考えられません。いずれ別れの日がやってきます。悲しすぎて考えないようにしています。

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嫌いだったネコが……


 娘が我が家に、ネコを2年間預けていました。初対面のとき、私の姿を見ると鋭い目つきでにらみ、「シャァー!」という声で威嚇します。屋内でネコに出会うのが嫌を通り越して、怖いほどでした。

 大雨の日の拾いネコです。大事な乳児期、親元で育っていませんから油断なりません。気をつけないと、本気で噛んだりかぐったり(引っ掻くこと)します。私は一度、腕を引っかかれました。幸い軽傷でした。

 もともとネコは好きでなかった私です。ほとんど相手にしませんでした。そういう私を察してか、ネコ「チュン」もほとんど寄りつきませんでした。

 「〜でした」というのは、私が餌をやったり糞尿の片づけをやったりしているうちに、徐々に徐々に私にお近づきになりました。とにかく付きまといます。行くところ行くところ、付いてきます。時には先回りして、ひっくり返って寝そべります。玄関でお出迎えが恒例行事にまでなりました。

 名前を呼ぶと「にゃぁ〜」と返事? をするようにさえなりました。大儀なときには、しっぽで返事をします。ネコはなつかないと聞いていましたが、そうではないことを身をもって知りました。

 そのチュンは、今は娘のそばで幸せに暮らしています。

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