@ ローソンは今年4月23日、利用者にスマートフォンで代金を支払ってもらう「ローソンスマホペイ」の実証実験を始めました。この実験は、東京都の3店で5月末まで実施します。店に入った人はローソンの公式アプリを起動。商品を棚から手に取り、そのバーコードをスマホのカメラで読み取って支払い方法を選びます。支払いの方法は、電子決済サービスの「アップルペイ」や「楽天ペイ」、クレジットカードから選べます。レジに並んで代金を支払う必要がありません。店を出る時には、決済画面を出口の端末にかざしたら、支払いは終わりです。
A ローソンスマホペイを導入することにより、午前1〜4時は店員がレジでの接客はしない「無人営業」にします。ただ、酒やたばこなど販売免許が必要な商品の場合は、倉庫などで作業している店員を呼び出します。ローソンは、こうしたスマホ決済を上海(中国)に構える約1千の全店で導入済みです。
B ただ、心配なのは万引き対策。今回の実験店では、防犯カメラの数を増やしていません。決済の画面を出口の端末にかざさなくても、店を出ることが出来ます。この点に関して、実験の結果によっては防犯カメラを増設したり、決済しないと店を出ることができないようにシステムを変えたりするとのことです。