@ 2月2日の発表によれば、全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数がは一機関あたり52.4人と、1999年以降で過去最多になりました。全国の患者数は、およそ274万人と推計されています。推計の患者数を年齢別に見ると、0歳から9歳がおよそ89万人、10歳から19歳がおよそ60万人と、20歳未満が全体の半数以上を占めていて、若い世代で流行が続いています。
A 国立感染症研究所によりますと、検出されたウイルスはB型が全体の43%、9年前に新型として流行したA型が31%と、B型とA型が同時に流行する「混合流行」の傾向が続いています。今シーズンは、インフルエンザに2度かかってしまう人も出ています。
B ウイルスは、せきやくしゃみで飛び出して人にうつります。物にも付着します。はなをかんだ手でドアノブを触ったり、せきで口元を押さえた手で電車のつり革を握ったりすると、そこにもウイルスがつきます。インフルエンザに感染するのは、ウイルスに触れた手で無意識に鼻や目を触ることによります。また、せきによる「飛沫感染」、手指を介する「接触感染」があります。
C 帰宅したら手に付いたウイルスを家に持ち込まないよう、しっかり手を洗うことが肝要です。また、こまめに少量の水を飲み込んでウイルスを喉から(ウイルスを殺す胃酸のある)胃に流し込んだり、カテキンを含む緑茶でうがいをしたりする方法も効果があります。