フードロスの活用
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授業対象=中学校3年生
実施=2017.12.13


2017.12.3


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全体像


教材


@ 少し傷がついたりしただけで、まだ賞味期限前なのに捨てられてしまう食品のことを「フードロス」と言います。このフードロスが年間621万トンに上っています。こういう捨てられるはずだった食べ物の一部が、スーパーや食品メーカーから食糧支援団体に届きます。これを生かした“食糧支援”が、全国的に広がりつつあります。

A 食費が1日千円以下の家族(6畳一間で4人暮らし)のケースです。高橋さん(仮名)は 女手一つで、3人の娘を育てています。朝から晩まで、休む間もなくホテルで清掃の仕事をして、パート代は月に18万円ほどです。家賃や光熱費などを引くと、1日分の家族の食費は千円以下しか使えません。いつもお腹を空かせていた子ども達は次第に気力を失い、学校にも通わず、引きこもりなっていきました。借金するまで追い詰められた一家は、思い切って市役所に相談に行きました。そこで勧められたのが、食糧支援です。食糧支援を受けられるようになって半年、子ども達はみるみる元気になり、学校へ通うようにもなりました。一家は感謝の生活を過ごしています。

B 食糧支援団体「フードバンク」によると、632万トンあるフードロスのうち、食糧支援などに活用できているのはわずかに4,000トン程度です。今後フードロスの無駄を活用して、一人でも多くの人が助かるよう、全国各地での取組が期待されています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =「人工知能の発達」の話(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
  =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組になり、一人が別室で(メモをとらずに)一つの情報を聞く。
  =教室へ戻ってペアの人にプレゼン ⇒代表者プレゼン
   教材=「水素発電」&「揚水発電」