調剤ロボット
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授業対象=中学校2年生
実施=2017.12.14


2017.12.3


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全体像


教材


@ このほど山形大学医学部附属病院では、国内の病院で初めてとなる自動抗がん剤調製(2種類以上の医薬品を混ぜる)ロボット「ケモロ」を導入したと発表しました。これによって、抗がん剤を調製する際、抗ガン剤が薬剤師の皮膚に付いたり、蒸発した薬剤を吸い込んだりするなど、薬剤師の健康面の被害が無くなります。さらには調剤ミスの防止、薬剤師の負担軽減などが期待できます。

A 同病院薬剤部では現在、30人の薬剤師がいますが、白石薬剤部長は「そのうち4人の薬剤師が抗がん剤の調製を担当し、4時間かかって一日平均40人分の抗ガン剤の調製に当たっていました。」と説明。さらに、「調製時間は人とロボットであまり差がないが、ロボット1台の導入で抗がん剤調製担当4人のうち一人は減らせました」と話しています。

B 逆の視点でいえば、薬剤師の仕事は今後、ロボットの進化・導入によってどんどん減っていく可能性があるということです。イギリスの新聞「wired」は「今あるすべての仕事のうち35%は、今後20年間でロボットたちに置き換えられる」という記事を発表しています。薬剤関係では近いうちに、自動的に処方箋を読み取り、薬を調剤する(薬を混ぜ合わせる)機械が登場するかもしれません。ロボットを活用しながら、いかに「薬剤師としての価値」を発揮するか。今後の課題です。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =「人工知能の発達」の話(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
  =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組になり、一人が別室で(メモをとらずに)一つの情報を聞く。
  =教室へ戻ってペアの人にプレゼン ⇒代表者プレゼン
   教材=「水素発電」&「揚水発電」