死語不安
.

授業対象=中学校二年生
実施=2017.11.8


2017.11.3


要約学習の部屋に戻る

教材づくりの部屋へ戻る


全体像


教材


@ 先日、都内で開かれたNPOの説明会には、死後への不安を抱えるお年寄りたちが参加しました。「自分が死んだ後、葬式や納骨、財産や遺品の整理など、誰に託したらいいんだろうかというのは、高齢者にとって切実な問題です。内閣府が一人暮らしの65歳以上を対象に、看護や世話などを頼りたい人について聞いた調査によると、息子・娘」と回答した人に次いで多いのは「あてはまる人がいない」でした。これは、「兄弟・親戚」や「友人・近所の人」を上回っています。血縁や地域のつながりが弱まっていることがうかがえます。
 
A 都内のある養護老人施設では、最後を誰に委ねたいか聞き取りを行いました。21人のうち、14人が施設に委ねたいと回答しました。“献体”を選んだ人もいます。献体は大学の医学部などで行われる解剖実習に、自分の遺体を無償で提供する制度です。最後は大学が火葬します。この施設で、献体に登録している人は4人です。身内や施設に負担をかけず、人の役にも立つ選択をしたことで、死後への不安はなくなったといいます。

B 高齢化が進む中で、「家族とのつながりだけでは不安だ」という高齢者は、今後さらに増えていくと思います。この世に誕生し、高齢になるまで懸命に生きてきた人たちが「死後への不安」を抱えてしまう社会をどうすればよいのか、大きな課題となっています。

.
※ NPO=営利(もうけ)を目的としない社会貢献活動を行う民間の団体。


合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =「沖縄復帰45年」の話(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
  =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン
 

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組になり、一人が別室で(メモをとらずに)一つの情報を聞く。
  =教室へ戻ってペアの人にプレゼン ⇒代表者プレゼン
   教材=「太陽」&「月」