沖縄の歴史(2)
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授業対象=中学校二年生
実施=2017.11.13


2017.11.3


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全体像


教材


@ 1950年代に入ると、米ソを中心とする「東西冷戦時代」に突入しました。太平洋戦争後、沖縄県を日本から分離し「信託統治領」(アメリカの統治下)としていたアメリカは、沖縄を軍事拠点にすることを決定。米軍による沖縄の軍用地化が始まりました。「アメリカの信託統治後は、琉球国の復興を!」と望んでいた沖縄県民の期待は、裏切られることになったのです。

A この後、アメリカによる強制的な軍用地没収、度重なる米軍による犯罪などにより、米軍への反感が高まり、沖縄では急速に「日本への復帰」を望む声が高まっていきました。琉球民族の解放を願い、沖縄独立支持を表明していた日本共産党や日本社会党も、「琉球王国独立」から「日本への復帰」へと運動方針を変更。こうして独立運動は復帰運動へと移り変わっていったのです。

B ところが、1972年の沖縄返還が近づいてくると、再び沖縄独立運動が叫ばれるようになります。復帰の交渉過程において、日本が米軍の要求を丸飲みしたことへの日本不信と、復帰後も米軍の影響力が維持(米軍の軍事基地はそのまま)されることへの反発があったからです。なお、中国共産党の機関紙「人民日報」では、沖縄はかつて中国の支配国であったが、日本が武力で奪い取ったと主張。つまり、「沖縄は中国のもの」という考え方を展開しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =「沖縄復帰45年」の話(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
  =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン
 

 2)冒頭の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組になり、一人が別室で(メモをとらずに)一つの情報を聞く。
  =教室へ戻ってペアの人にプレゼン ⇒代表者プレゼン
   教材=「太陽」&「月」