揚水発電
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授業対象=中学校一年生
実施=2017.11.14


2017.11.2


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全体像


教材


@ 余った電力を溜めておくという大きな装置が、現在の技術では完成していません。こういう現状にあって、「揚水発電」が見直されています。揚水発電は、夜間は余った電力を使って、低い土地から高い土地にポンプで水を汲み上げます。電力がたくさん使われる昼間は、高い土地から水を落として、通常の水力発電のように水車を回して発電します。これによって電力エネルギーが3割失われますが、電力の需給の差を巧みに活用したシステムです。揚水発電所は国内に40か所あり、総電力は 2,600万Kw(世界最大)です。が、現在の利用率はわずか 3%に過ぎません。

A ところで、太陽光発電の送電線への接続について、九州電力や東北電力など電力5社は、「新規の受け付けをしばらくはしない」と発表しています。天候に左右される太陽光発電は、供給が不安定なので、ある程度以上に増やすと「電力安定供給」が困難になり、大規模な停電を引き起こすとしています。せっかく国を挙げて取り組んでいる「再生可能エネルギー」に水を差した格好です。

B 電力は、現在のところ大規模な蓄電装置が実現していません。そこで注目されたのが「揚水発電」です。余った太陽光発電による電力を使い、ポンプで揚水発電所の高いところに水を汲み上げます。つまり、蓄電します。こうすれば、必要なときに必要なだけ電力を供給できるのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =「消費税10%をめぐって」の話(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
  =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組になり、一人が別室で(メモをとらずに)一つの情報を聞く。
  =教室へ戻ってペアの人にプレゼン ⇒代表者プレゼン
   教材=「人工知能」&「線虫ががんを発見」