ツバメの巣
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授業対象=中学校一年生
実施=2017.11.14


2017.11.2


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全体像


教材


@ 毎年春になると、ツバメが東南アジアから日本各地にやってきます。農家では害虫を食べてくれるので「益鳥」として大事にしています。日本にやってくると、ツバメは泥や枯れ草を積み重ねて巣を作り、卵を産み、ヒナがかえると親鳥はせっせとエサを運んで育てます。

A ところで、大都会東京のあちこちにまでツバメが巣を作っています。全国各地のツバメを調査している神山和夫さんは「ツバメは昔から人と一緒に暮らしてきた野鳥なので、街なかでも小さい自然があれば、エサをとって生きていけるんですよ。」と話しています。さらに、「ツバメの天敵はカラスなので、人がいるとカラスが寄ってきません。わざわざ人が多いところを選んでツバメは巣を作るんです。」と、その理由を説明しています。

B ただ、カワイイツバメですが困るのがフンです。道の駅や高速道路のサービスエリアは、最近ツバメに人気の物件です。24時間人の出入りがあり、しかも周辺にはエサ場となる自然も多いからです。問題なのが、多くの人が利用するトイレの周りにできた巣です。そこでアイデアをこらしたのが、段ボールで作った「フン受け」(右下の写真)です。こうすることで、人にフンがかかりにくくなるという作戦です。試しに今年、人工巣を設置したところ、無事ツバメが入居し、中に卵を産みました。これで道の駅からツバメを追い出さずに済みます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =「消費税10%をめぐって」の話(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
  =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組になり、一人が別室で(メモをとらずに)一つの情報を聞く。
  =教室へ戻ってペアの人にプレゼン ⇒代表者プレゼン
   教材=「人工知能」&「線虫ががんを発見」