珊瑚を救う特効薬になるか?
白化しない珊瑚


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授業対象=中学校2年生
実施=2017.5.11


2017.5.15


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全体像


教材


@ 今年1月、環境省が衝撃的な調査結果を発表しました。色とりどりのサンゴに沢山の魚たちが集う楽園、サンゴ礁(の、実に90%が白化。その大部分が死滅したというのです。海の生き物にすみかや産卵場所を提供するサンゴ礁は、いわば“命のゆりかご”です。サンゴが無くなると、海の生き物のうち、4分の1の種類が死滅すると言われています。

A 原因と見られているのが、去年起きた世界的な海水温の上昇です。夏の間、石垣島周辺の海では、30度を超える異常な高水温が2か月近くに渡って続きました。このとき、サンゴに何が起きたのか?  生存に欠かせないのが、体内にいる植物プランクトン「褐虫藻(かっちゅうそう)」です。サンゴは、この褐虫藻が光合成で作った栄養をもらって生きています。しかし、海水温の上昇や強い太陽の光などのストレスを受けると、褐虫藻はサンゴの体内から抜け出てしまいます。これによって「白化現象」が起こるのです。

B ところで、沖縄で常識を覆すサンゴが誕生しました。高い海水温でも「白化しないサンゴ」です。太陽光の影響で多くが白化して死んでしまいましたが、一部、回復したものがありました。生き残った個体を選抜して増やす作業を繰り返すこと4年。強い太陽光がそそぐ水面近くでも白化しないサンゴを育てることに成功したのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

1)聞き取りメモ
 =「消費税増税の現状と課題」という内容の話(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
 =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン

2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

3)2人組になり、一人が別室で(メモをとらずに)一つの情報を聞く。
 =教室へ戻ってペアの人にプレゼン ⇒代表者プレゼン