@ 病気や障碍などの理由で、行きたいところに行けない人の「分身」になってくれるロボットが注目されています。そのロボットの名前は「OriHime」。OriHimeにはカメラ・マイク・スピーカーが搭載されています。家や会社など行きたいところに置き、インターネットを通して操作します。タブレットを操作して首をぐるりを動かせば、リアルタイムで周囲を見回すことができます。まるで自分がその場にいるかのように感じることができます。
A また、まわりの人と、あたかもその人がそこにいるように会話もできます。頷いたり、首を左右に振ったりして意思表示ができるのはもちろん、ちょっとした仕種で自分の感情を表すこともできます。例えば、片手を上げてあいさつをしたり、うれしい時に手をパタパタさせたり、時には首をかしげて「困ったな」と伝えることも出来ます。
B 活用例として、事故で寝たきりになった人が会社に出勤したり、海外旅行をしたりしました。また、単身赴任のお父さんと会話をしたり、故郷で暮らすご両親の見守りをしたり、友人の結婚式に出席したり、不登校の生徒がフリースクールで授業を受けたりと、使い方は十人十色です。OriHimeを必要としている人の数だけ、使い方があります。