がん治療薬
オプジーボ


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20176.2.13


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全体像


教材
中級編


@ いま、一つの薬が国家レベルの議論を巻き起こしています。小野薬品工業が開発した、がんの薬「オプジーボ(一般名:ニボルマブ)」がそれです。通常、がん細胞が体の中にできると「キラーT細胞」という免疫細胞が、がんを攻撃します。しかし、がん細胞は攻撃されないように、免疫細胞にブレーキをかける「PD-L1」という物質を作り出します。オプジーボはその免疫機能のブレーキを外して、人間の身体が本来持っている、がん細胞を叩く力を発揮させる薬なのです。ここが、今までの薬と全く違います。

A オプジーボの効き目は、例えば末期の歯肉上皮がんの患者が3ヵ月で完治するほどの威力があります。ただ、厚生労働省は、オプジーボを使った後に別の肺がん治療薬で治療したところ、重い副作用が8例出て、そのうち3人が死亡した注意を促しています。しかも現時点では、オプジーボが全ての患者に確実に効くことが確かめられていません。

B さらに大きな問題点の一つが、年3,000万円以上かかる超高額薬だということです。日本の医療費は現在40兆円、そのうち約18%(約7兆円)が薬代です。もしオプジーボが保険適用されると、医療費が破滅的なスピードで膨らむことになります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2017.2.24




この日の授業では
次のような2層構造で行いました。

1)聞き取りメモ
 =「学校給食を廃止しよう」という内容の主張(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
 =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。