海面の上昇
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20176.2.13


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全体像


教材
中級編


@ 南太平洋にある「キリバス共和国」周辺の海面は過去20年間、毎年数ミリずつ上昇し、水没の危機が叫ばれています。海面上昇により、国家消滅の危機が叫ばれているのはキリバスだけではありません。おなじく南太平洋のツバル、インド洋のモルディブもそうです。

A ツバルは9つのサンゴ礁の島からなり、平均海抜は2メートル(最大5メートル)。人口1万人の国です。この国では海面上昇や地盤沈下などによって、洪水や海水の浸水、塩害などすでに発生しています。モルディブは国土の80%が海抜わずか1.5メートルで、1000以上の島がありますが、ほぼすべての島の海岸が浸食されています。これらの国々は島国であるため水の塩分濃度の増加なども起き、安全な水の輸入も増えているのです。

B 1990年にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が出した報告書では、「過去100年間に平均地上気温は0.3〜0.6度、海面は10〜20センチ上昇している。21世紀末までに平均地上気温は約1〜3度の上昇し、平均海面水位は65センチの上昇が予測される。」としていました。ところが、その予測の最大値で海面上昇は進んでいることになります。予測が当たると、日本では現在の砂浜が90%ほど失われ、東京の西側はほぼ水没してしまいます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2017.2.24




この日の授業では
次のような2層構造で行いました。

1)聞き取りメモ
 =「学校給食を廃止しよう」という内容の主張(指導者がスピーチ)をメモ書き(図式)しながら聞く。
 =その後、2人組になって相互にレゼンしあう。⇒代表者プレゼン

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。