解決しない
北方領土問題


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20176.1.10


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全体像


教材
中級編


@ 日本とロシアは戦後70年以上も経つのに、平和条約が結べていない状態にあります。その原因は、日本固有の領土である北方領土問題が解決していないからです。なぜ、北方領土をロシアが実効支配しているのでしょうか? 太平洋戦争(第二次世界大戦)が終わる直前、日本が負けを認め無条件降伏の意図をはっきりと表明した(昭和20年8月8日)後、ソ連は日本へ宣戦布告を行い、8月28日にソ連軍は北方四島に侵攻しました。日本としては、不正に奪われた印象が強く、「4島とも返還されるべき」という意見が根強くあります。

A 一方、日本と連合国側での第二次世界大戦の後始末である「サンフランシスコ条約」(昭和27年)で、第二次世界大戦前に日本が領有していた「朝鮮半島」や「台湾」などの領有権の放棄に加え、北方四島を含む「千島列島」の権利も放棄しています。この条約締結が、北方領土に対するロシアの主張となっています。

B 去年12月、安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が山口市で会談を行いました。残念ながら、この会談の成果は、「日本がロシアに3,000億円の経済協力を行う」「四島の共同開発をロシアの法律の元で行う」「元島民のビザなしでの交流(お墓参りなど)の実現を検討する」などでした。残念ながら、北方領土問題の解決には至りませんでした。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2017.1.




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =メモ書きの後、2人組でメモ(図式)を見比べる。
  =その後、2人組の一人がメモを見ながらプレゼンする。

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組で相互に一セット、メモを取らずに聞き取り⇒プレゼン