歴史には奥がある
赤穂事件の真相


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20176.1.10


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全体像


教材
中級編


@ 元禄15年(1702年)12月14日深夜、江戸郊外の武家屋敷が襲撃され、吉良義央が旧赤穂藩の義士47人によって殺害されました。世に言う「赤穂事件」です。この事件は前年の3月、江戸城中で赤穂藩主「浅野長矩」が行事儀礼を取り仕切る「吉良義央」を短刀で切りつけ、その罪によって即日切腹のうえお家取り潰しとなります。しかし、吉良は無罪でした。

A この赤穂事件は、旧赤穂藩士による「復讐劇」とされています。しかし、実際には仇討ちはあくまで「表向きの理由」で、じつは彼らの「本当の狙い」はまったく別にあったという指摘(証拠)もあります。47人の旧赤穂藩士は主君の「あだ討ちに見せかけた芝居」を演じ、大々的に世間へアピールすることで、自分たちの「より高待遇での再就職」をもくろんだ節があるのです。あだ討ちは当時、公的に認められた「権利」でもあり、とりわけ親族の場合は殺人罪にはなりませんでした。(「赤穂事件」の場合は仇討ちと認めず、全員切腹。)

B 中学生の皆さんには、ドラマや小説で日本史に興味を持って欲しいと願っています。しかし、そこで終わりにせずに、他の歴史書で「本当の日本史」を学び直し、「歴史の奥深さ」と「本当の人間ドラマ」を味わっていただきたいと願っています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2017.1.




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =メモ書きの後、2人組でメモ(図式)を見比べる。
  =その後、2人組の一人がメモを見ながらプレゼンする。

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組で相互に一セット、メモを取らずに聞き取り⇒プレゼン