飯南町谷地区に
変わった郵便ポスト


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20176.1.10


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全体像


教材
中級編


@ 島根県飯南町谷地区に、変わった郵便ポストがあります。もう会えなくなった人に、伝えられなかった気持ちや、自分自身が抱える感情を手紙にして投函する――。そんな「心の忘れ物」を受け止めるポストです。この手紙は配達はされず、相手に読まれることはありません。発案したのは赤名出身の詩人、里みちこさんです。里さんは両親を亡くした10年前ごろから、「伝えそびれた思いを手紙に書くことで、相手に届かなくても胸のつかえが取れるのではないか」と、このポストの設置を各地で呼び掛けてきておられます。

 心の中にある迷いや悩みなどを文章にする(書く)ことは気持ちを整理し、心を静める効果があります。幸福度を上げるという心理学の研究報告もあります。実際、心を病んだ人の治療法の一つとして「日記」「手紙」を導入する精神科医もいるほどです。

 谷地区でこのポストを設けた方は、「手紙を書くだけではなく、ポストに手紙を投函する行為によっても、気持ちをスッキリとさせる作用がある。」と語っておられます。なお、ポストにたまった手紙は毎年1月、誰に読まれることもなく、谷地区のとんど祭りで燃やされます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2017.1.




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =メモ書きの後、2人組でメモ(図式)を見比べる。
  =その後、2人組の一人がメモを見ながらプレゼンする。

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組で相互に一セット、メモを取らずに聞き取り⇒プレゼン