介護保険制度の改善を!
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2016.12.22


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全体像


教材
中級編


@ 現在の「介護保険制度」は、高齢者の身体の状態などに応じて、介護の必要度を軽い方から「要支援1、2」「要介護1〜5」と計7段階に分けています。要介護度が重いほど、介護の手間がかかります。そのため、現在の介護報酬(支払われる金額)の仕組みでは、要介護度が重いほど施設の報酬(金額)が上がる仕組みになっています。この点に関して、現場では「要介護度が改善(例えば、要介護3から要介護2に改善)して高齢者の自立につながる取り組みをしても、報酬で評価されないのはおかしい。」という声が上がっています。

A こういう現場の声を受けて、東京都品川区は特別養護老人ホームなどを対象に、3年前から「奨励金交付事業」を開始しています。担当者は「要介護度の改善は職員の努力の証拠です。高齢者の要介護度が改善すれば、結果として介護にかかる費用を減らすことができます。」とした上で、「改善による費用は、品川区の一般財源から出しています。国が介護報酬を出すよう制度改善して欲しい。」と話しています。

B この点について厚生労働省は、「施設が、要介護度の改善しそうな人だけを受け入れるようになる心配がある。改善だけを施設の質の評価基準とするのは、課題が多い。」と反論しています。皆さんはどのようにお考えですか?

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2016.12.20




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =メモ書きの後、2人組でメモ(図式)を見比べる。
  =その後、2人組みの一人がメモを見ながらプレゼンする。

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組で相互に一セット、メモを取らずに聞き取り⇒プレゼン