がん治療に効果的
再生キラーT細胞


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2016.12.22


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全体像


教材
中級編


@ 「キラーT細胞」は、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を殺すことのできます。人間を病気から守ってくれる、頼もしい細胞です。この「キラーT細胞」を体から取り出し、体外で増やしてその患者の体に戻すと、がんが治ることが分かっています。しかし、キラーT細胞を培養する(体外で増やす)と、ある程度増えた時点でがん殺傷力(がんを殺す能力)が弱くなるため、これまで実用化に至っていませんでした。

A そんな中、京都大の河本宏教授(免疫学)らのチームが、ヒトがん細胞を殺す能力を持つ「キラーT細胞」を作製することに成功しました。チームは、がん細胞を攻撃する遺伝情報を持つ「キラーT細胞」から、いったん「iPS細胞」を作り、このiPS細胞から再びキラーT細胞を作ります。これらの過程の中で工夫を加えることによって、より強力な「キラーT細胞」を作り出すことに成功したのです。

B チームはこれまでもiPS細胞からキラーT細胞を作っていましたが、今回は狙ったがん細胞だけを殺傷する力を高めており、白血病などの免疫療法への応用に一歩前進したと発表しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2016.12.20




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =メモ書きの後、2人組でメモ(図式)を見比べる。
  =その後、2人組みの一人がメモを見ながらプレゼンする。

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組で相互に一セット、メモを取らずに聞き取り⇒プレゼン