無意識に
恐怖記憶を消去する


.

2016.12.22


要約学習の部屋に戻る

教材づくりの部屋へ戻る


全体像


教材
中級編


@ 地震・火事・事件・事故など、強い恐怖を伴う記憶は、PTSD(強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じる病気)の発症につながることもあります。

A これまでPTSDに対して行われてきている治療は、地震や火事など本人にとって恐怖場面をあえて繰り返して見せる方法です。しかし、この治療法では治療行為そのものがストレスになることが、少なくありません。また、この方法は恐怖記憶を抑えるのはあくまでも一時的なもので、時間が経つと恐怖記憶がよみがえりやすいという問題があります。

B こういう中にあって国際電気通信基礎技術研究所は、「つらい経験を思い出すことなく、無意識のうちに恐怖記憶を消すことができる技術を開発した。」と発表しました。「スパース学習アルゴリズム」という機械を使って、恐怖記憶を表す脳活動パターンが表れる(本人は無意識)ごとに、被験者に報酬(ご褒美)を与えるという方法です。この方法を繰り返すことによって、恐怖反応を和らげることに成功したというのです。しかし一方で、一歩間違えれば、この方法は「洗脳」(ものの見方、考え方などを強制的に変更すること)に悪用される可能性も心配されます。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2016.12.20




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =メモ書きの後、2人組でメモ(図式)を見比べる。
  =その後、2人組みの一人がメモを見ながらプレゼンする。

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組で相互に一セット、メモを取らずに聞き取り⇒プレゼン