友愛の傘
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2016.12.22


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全体像


教材
中級編


@ 名古屋市営地下鉄が乗客に無料で傘を貸し出す取組が、54年を迎えています。「友愛の傘」と名付けられたこの取組は1962年、市交通局に「名古屋地下鉄地下街連合会」から、傘3,000本の寄贈を受けて始まりました。各駅に傘立てを設け、どの駅に返してもいいという方法を採ってきています。傘は全て寄付で賄っており、市交通局はこれまで個人と企業から毎年、数百〜数千本(これまでの合計約13万本)の寄贈を受け、傘立てに備えてきています。

B ところが、せっかく新しく傘を置いても、数日で傘立ては空になります。返却されることはほとんどありません。それどころか、「友愛の傘」の傘立ては折れるなどして壊れた「傘のごみ箱」として使われるケースも目立つとのこと。人々の善意を前提とする仕組みですが、地下鉄の全85駅の傘立ては、ほぼ空の状態が続いているのです。

C 「名古屋地下鉄地下街連合会」は、5年おきに数千本を寄付してきています。担当者は「返却されないのは残念だが、地下街のお客様に喜んでもらいたいので、寄贈はこれからも続けていきたい。」と話し、来年も6,000本を寄贈する予定とのことです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校2年生
実施=2016.12.19




この日の授業では
次のような3層構造で行いました。

 1)聞き取りメモ
  =メモ書きの後、2人組でメモ(図式)を見比べる。
  =その後、2人組の一人がメモを見ながらプレゼンする。

 2)上の教材を含む4教材を使用。4人グループで相互プレゼン。

 3)2人組で相互に一セット、メモを取らずに聞き取り⇒プレゼン