人はなぜキレるか?
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2016.7.13


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教材
中級編


@ 近頃、キレる人が多くなったと言われています。人ごみで肩がぶつかった、電車が遅れているのに駅員が謝らない、店員の口の利き方が生意気だったなど、些細なことで激しく怒りだし、ひどいときは暴力沙汰に発展することもあります。

A キレる原因として大きいのは「前頭前野が未発達であること」であることが、脳科学の研究から分かっています。前頭前野が発達していると、たとえ腹が立つことがあっても、欲望や感情を抑える働きをしています。脳は使えば使うほど発達しますが、使わなければ発達しません。したがって子どもの頃、我慢や抑制することを経験せずに育つと、この部分(前頭前野)の発育が弱くなり、キレやすくなるのです。

B 2つ目の原因は、脳の中にあるセロトニンという神経伝達物質の欠乏です。これは前頭前野の機能をスムーズに動かすために必要な物質ですが、これが現代人には不足してきつつあるのです。その原因は、疲労・ストレス・夜型生活・運動不足・人とのコミュニケーション不足などが挙げられています。パソコンやスマホが普及した現代生活には、セロトニン神経を弱らせる要素が満ち溢れていると言えます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校2年生
実施=2016.7.11(月)