東京都知事
公私混同問題


.

2016.7.11


要約学習の部屋に戻る

教材づくりの部屋へ戻る


全体像


教材
中級編


@ 東京都の舛添要一 前知事は1年間で計49回、神奈川県湯河原町の別荘まで公用車で移動し、「公私混同」と批判を集めました。金曜の午後3時頃に都庁を出発するケースが多く、週末は別荘で過ごしていたのです。これに対して桝添氏は、「東京都のルールでは、公務後の帰宅に公用車を使うのは、全く問題ない」と主張してきました。

A この件に関して東京都幹部は、何度か進言(注意・忠告)したそうです。が、聞き入れられませんでした。都幹部は「舛添氏は人事権も握っています。それ以上は、強く言えませんでした。」と悔やんでいるそうです。都知事の権力は絶大です。1,350万人の都民や企業が生み出す「都内総生産」は約93兆円で、オランダ(約83兆円)の国内総生産を上回ります。予算規模はノルウェーやインドネシアの国家予算に匹敵する、約13兆円にも上ります。都知事はいわば「東京国の大統領」といっても過言ではありません。

B 都知事はアメリカ大統領と同様、有権者の投票で選ばれます。政権与党の代表が就任する首相とは違い、資質によっては、「独裁」状態にもなりかねない危うさを秘めています。新しく都知事になる人には、清廉潔白で都民のために誠心誠意尽くす人になってほしいものです。

.



合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2016.7.8(金)