ニホニウムとは?
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2016.7.11


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教材
中級編


@ 国際学会は6月8日、理化学研究所の森田浩介教授(59歳:九州大)らが合成した原子番号113番の新元素の名称案を「ニホニウム」(元素記号案はNh)と発表しました。教科書でおなじみの「元素周期表」に初めて日本生まれの元素名が掲載されことになりました。

A 原子番号1番の水素から92番のウランまでのほとんどは自然界で見つかっています。が、93番の「ネプツニウム」以降は人工的に合成された原子です。研究は2003年、理化学研究所(埼玉県和光市)でスタートしました。2004年7月、光速の10分の1(秒速約3万Km)まで加速させた「亜鉛」の原子核を重金属の「ビスマス」の原子核に衝突させ、核融合反応によりニホニウムを初めて合成しました。

B 2012年までに衝突実験は360兆回行ってきていますが、この実験で出来た「ニホニウム」は、わずかに計3個。寿命は0.002秒です。ニホニウムが誕生したとほぼ同時に、別の元素のドブニウムなどに次々と姿を変えていってしまいます。ですから、ニホニウムの詳しい性質はまだ分かっていません。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2016.7.8(金)