ファーボールで失明!
損害賠償は?


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2016.7.11


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全体像


教材
中級編


@ 30歳代女性が、札幌ドームでプロ野球の観戦中、ファウルボールが当たって右目を失明したました。この女性はその後、日本ハムファイターズに計約4,660万円の損害賠償を求めて裁判を起こしました。その訴訟の控訴審判決が6月20日、札幌高等裁判所で言い渡されました。

A 訴訟では、野球場の安全管理に問題はなかったか? 危険な打球を防ぐ責任は観客にもあるのか? などが主な争点となりました。原告(被害女性)は、球団側が臨場感確保のため内野席フェンス上の防球ネットを2006年に取り外し、ファウルボール直撃事故が年間約100件発生していたとして、安全管理に欠陥があったと主張。球団側は「観客が臨場感を求めている」と、ネットの取り外しは十分な理由があるとした上で、「場内アナウンスや大型ビジョンで注意喚起していた。女性は打球を見ておらず、危険回避行動を取らなかった。」と反論していました。

B 判決は、球団のみに約3,300万円の支払いを命じました。一方、打球を見ていなかった女性にも過失があったと判断。女性が求めていた賠償額を減額した判決を下しました。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2016.7.8(金)