待機児童問題
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2016.6.2


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全体像


教材
中級編


@ 待機児童とは、子育て中の保護者が保育所に入所申請をしているにもかかわらず、入所できない状態にある児童のことです。待機児童数が全国最多の東京都世田谷区では、今年4月入園の「認可保育所」申込者数が6,439人に達しました。しかし、入園可能数は3,282人しかなく、半数近くの約半数は入園できませんでした。認可保育所から不承諾の通知を受け取った親たちは、不安な気持ちで「認可外保育所」へ殺到しました。しかし、ここにも入れなかった働く母親は、泣く泣く仕事を辞めることになりました。

A ところで、子どもが保育園に入れないとき、離職(仕事を辞める)に追い込まれるのは父親ではなく、たいていは母親です。それはなぜでしょうか? 父親の労働時間が長い、父親の収入の方が高い、男は外で稼ぎ女性が家事・育児を担うべきという伝統的な意識がある、などが挙げられます。

A 待機児童問題の解決のためには、保育園の数を増やすことと、全産業平均と比べて月額10万円も安い保育士の給与を引き上げ、保育士のなり手を増やすことが必要です。そこで野党は、月額5万円アップ案を提言するなど、国会でも改革に向けて動き出しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校2年生
実施=2016.5.23